福知山市議会 > 2003-06-19 >
平成15年第3回定例会(第4号 6月19日)

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  1. 福知山市議会 2003-06-19
    平成15年第3回定例会(第4号 6月19日)


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    平成15年第3回定例会(第4号 6月19日)              平成15年第3回福知山市議会定例会会議録(4)                 平成15年6月19日(木曜日)                   午前10時00分 開議 〇出席議員(26名)       1番  福 島 慶 太 君       2番  吉 見 光 則 君       3番  審 良 和 夫 君       4番  杉 山 金 三 君       5番  芦 田 弘 夫 君       6番  野 田 勝 康 君       7番  武 田 義 久 君       8番  竹 下 一 正 君       9番  大 西 敏 博 君      10番  加 藤 弘 道 君      11番  渡 辺 麻 子 君      12番  足 立   進 君      13番  松 本 良 彦 君      14番  田 淵   弘 君      15番  井 上 重 典 君      16番  塩 見   仁 君      17番  小 野 喜 年 君      18番  今 次 淳 一 君      19番  芦 田   廣 君      20番  和 泉 すゑ子 君      21番  有   幸 男 君      22番  立 道 正 規 君      23番  仲 林 清 貴 君      24番  荒 川 浩 司 君
         25番  和 田   久 君      26番  永 田 時 夫 君 〇欠席議員          な   し 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         中 村   稔 君  助役          髙 日 音 彦 君   企画環境部長     山 段   誠 君  環境推進室長      岡 田 泰 博 君   総務部長       芦 田   昭 君  福祉部長        小 西 健 司 君   市民人権部長     垣 尾   満 君  人権推進室長      松 田   規 君   経済部長       梶 村 誠 悟 君  建設部長        眞 下 敬 史 君   福知山駅周辺整備室長 牧   晴 喜 君  下水道部長       衣 川 慎 一 君   財政課長       藤 田 清 治 君  消防長         芦 田 正 夫 君   ガス水道事業管理者  芦 田 勝 己 君  ガス水道部長      佐 藤 龍 雄 君   病院事業管理者    藤 田 佳 宏 君  市民病院事務部長    畠 中 源 一 君   教育委員長      藤 林   稔 君  教育長         大 西 重 喜 君   教育部長       塩 見 誠 二 君  教育委員会理事     藤 田 正 博 君   選挙管理委員長    加 藤 善一郎 君  選挙管理委員会事務局長 藤 村 久 樹 君   監査委員       安 達 重 喜 君  監査委員事務局長    芦 田 芳 樹 君 〇議会事務局職員出席者   局長         福 田 清 治 君  次長          熊 谷 正 章 君 〇議事日程 第4号 平成15年6月19日(木曜日)午前10時開議   第 1  一 般 質 問                 ◎午前10時00分  開議 ○議長(立道正規君)  おはようございます。  定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配布いたしておりますので、それにてご了承願います。                   ◎日程第1  一般質問 ○議長(立道正規君)  それでは、日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  発言の時間、予告の方法は、昨日と同様であります。  それでは、これより順次発言を許します。  初めに、17番、小野喜年君の発言を許します。  17番、小野喜年君。 ○17番(小野喜年君)(登壇)  皆さん、おはようございます。公明党の小野喜年でございます。  通告いたしました5項目について、順次質問いたします。  では最初に、健康日本21運動について、質問いたします。  自治体の健康増進計画の策定や、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の被害防止などを盛り込んだ健康増進法が、5月1日より施行されました。国民の健康増進対策が一段と強化され、厚生労働省が推進している21世紀における国民健康づくり運動健康日本一の法的根拠となる同法の制定により、都道府県の取り組み強化市区町村増進計画策定促進への期待は大きく、同運動のねらいや効果を上げ、健康増進対策の実施によって成果を上げている自治体が増えています。日本の寿命は年々延びて、いまや世界一の長寿国となっています。反面、健康面では生活習慣病、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病などが増加の一途をたどり、死因の約6割、医療費の約3割を占めるなど、放置できない状況になっています。この事態を重視した厚生労働省は、生活習慣の見直しや生活環境の改善などを通して、病気の発生を予防する1次予防に重点を置き、2000年3月から健康日本21をスタートさせました。  健康日本21は、1、栄養、食生活、2、身体活動、運動、3、休養、心の健康づくり、4、たばこ、5、アルコール、6、歯の健康、7、糖尿病、8、循環器病、心臓病や脳卒中など、9、がんの9分野70項目にわたって2010年までの改善目標値を提示し、元気に自立生活できる健康寿命の延伸を目指しています。この健康日本21に基づいて、各自治体では健康増進計画の策定を着々と進めており、2002年中にすべての都道府県で健康計画策定が終了。市区町村については全国3,240市区町村のうち、323の自治体が計画策定を終え、今後1,427市区町村が計画の策定を予定しており、まだ策定のめどが立っていない1,490市区町村についても、健康増進計画の策定に努めることを求める健康増進法が制定されたことによって、地域の状況に応じた具体的な取り組みが活発化するものと期待されています。  また、他人のたばこの煙を吸うことを強いられる受動喫煙の防止規定が初めて同法に明記され、学校、体育館、病院、劇場、展示場、百貨店、官公庁施設、飲食店など、多くの人が利用する施設の管理者に、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなくてはならない、第25条と努力義務が課しています。これを受けて、禁煙、分煙に踏み切る施設が一挙に増えています。例えば、関東の私鉄10社は、5月1日から全730駅を一斉に禁煙とし、構内に設けていた喫煙コーナーや灰皿を撤去、また公的施設を中心に全面的禁煙措置を打ち出す自治体が相次いでいます。喫煙の本人の健康への影響については、これまでも肺がんを始め各種がん、心臓病、呼吸器疾患の危険因子であることが指摘されています。特に青少年期に喫煙を始めた人について、成人後に始めた人と比較すると、がんや心臓病のリスクが明らかに高いことが指摘されています。さらに近年、日本人の脳卒中とたばことの関係が確認され、たばこの害に関する専門家の意識が一変しています。また妊娠中の喫煙の胎児や母体への影響については、低体重児出産、早産等のリスクも早くから知られていました。そうした中、受動喫煙によって、非喫煙者の呼吸抑制や心拍増加、血管収縮を始め、肺がん、呼吸器疾患等への影響が心配され、公衆衛生上からも取り組みが要望されています。たばこは嗜好品であり、吸う、吸わないは個人の自由であります。しかし個人の嗜好はいいが、それが他人の迷惑になっていないか、受動喫煙が叫ばれるようになってきた今、喫煙者に求められるのは他者への配慮、思いやりであります。公明党は病気の予防と健康づくりを進める健康増進法の制定を、医療制度改革の一環として位置づけ、強力に推進しました。そこでお伺いします。  第1点、健康増進計画の策定について。第2点、受動喫煙の防止、以上2点についての取り組みをお聞かせください。  次に、色覚バリアフリー対策について質問いたします。  印刷技術の発達などで、色使いがカラフルになり華やかになった反面、色覚障害や白内障など特定の色が識別しにくい人にとっては、それが逆に障害になるケースも増えています。こうした色による情報伝達障害を改善させようと、色覚バリアフリーを普及させる動きが始まっています。色覚障害のある人は日本人が多く、国内の推計で約300万人、男性の20人に1人、女性の500人に1人の割合でいると言われています。ところが近年、インターネットの普及や印刷技術の進歩によって、多色化が進み、情報の伝達、識別を色に頼るようになり、弊害も起きています。実際、色覚障害のある人の多くは、赤や緑が茶色っぽく見える、そのため、例えば災害時の避難場所や避難経路を示す地図に緑と赤が混在して表示されていれば、どこに避難していいのかわからない危険性もあります。また携帯電話や電気製品に使われている発光ダイオードは、充電中がオレンジ、充電完了すると緑に変色する品が多く、この色の変化がわからない人もいるようです。さらに公衆、公共交通の路線図、高速道路の渋滞情報表示板、テレビのリモコンボタン、薬の色分けなど、色で区別するタイプの表示は町じゅうにあふれています。このような現状を見ますと、色覚障害が我々の身近な存在であるにもかかわらず、他のバリアフリー対策に比べて最近ではマスコミ等に取り上げ始められたとはいえ、一般的には色覚バリアフリーに関する意識や認識は決して高いとは言えない状況にあります。インターネットやコンピュータの急速な普及によって、ますます多様な色彩を活用する機会の多い今日において、多くの色覚障害の方が抱える諸問題を克服するために、政治が先頭に立ってカラーバリアフリー対策を確立させていく必要があります。  そこで、第1点として、色覚障害、視覚障害の実態の把握はしているのか、2点目、役所のホームページやパンフレット等の発刊物等は色に配慮したものとなっているのか、3点目、学校における色覚異常検査はことしより廃止になったが、今後の取り組みと対策は、4点目、カラーバリアフリーに配慮した教科書の普及に努めるべきであるが、教育委員会の見解は、以上4点、お伺いいたします。  次に、青少年の薬物問題の現状と対策について質問いたします。この件につきましては、10年3月、12年9月、13年3月、今回で4回目の質問になります。現在は第3次覚せい剤乱用期と言われています。薬物乱用者が普通の青少年にまで広がったことが特徴であります。薬物犯罪で検挙される人の数は、毎年2万5,000人ほどで推移しています。しかし、検挙をされてはいないが所持使用していると推測される人の数は、警察庁の外郭団体が実に220万人、国民の50人に1人という大変な推計値を報告されています。私は、日本は何かが変わり始めているのではという危惧を持っています。80年代、覚せい剤で検挙されるのは30代の大人が中心でした。しかし、90年代になると20代の若者や未成年者が目立ち始め、中高生が検挙される例も珍しくなく、注目すべきは、検挙される者の多くがごく普通の青少年であり、極めて罪悪感に乏しいという現実であります。  薬物自体の流行も大きく変化しています。以前には多かったシンナー乱用者は鎮静化しています。一方、今大変な勢いで広まっているのが大麻であると言われています。なぜこんなにも薬物使用が広がっているのか。乱用者の多くは、気分が高揚する、音楽がよく聞こえる、やせられるなど、極めて単純な理由を挙げています。呼び方もファッショナブルに変化し、覚せい剤をシャブなどと呼ぶのは古い連中の呼び方で、今はエス、スピード、アイス、チョコで、最近では栄養剤のような錠剤タイプも多く出回っていると聞きます。薬物の使用方法や流通の変化が若者のイメージを変え、いまや覚せい剤は注射ではなく、パイプを使って吸引したり、鼻から吸い込んだりというシンプルなスタイルで使うもの、しかも携帯電話の普及によって密売の方法が変わり、ごく普通の街角やコンビニの駐車場で薬物の売買が行われる、インターネットで薬物情報が公開されたり、売買が行われるケースもあるようです。冒頭にも言いましたとおり、検挙された青少年に罪悪感は薄く、心のどこかで運が悪かっただけ、それほど悪いことをしたわけではないという、本当に軽いファッション感覚で若者が使用しており、またそれを許してしまう環境になっているのではないだろうか。若者の日常の中に薬物に関する情報や、時には薬物そのものが入り込もうとしているのです。罪悪感が薄れるのも無理はなく、ひょっとしたら隠れてたばこを吸う程度の感覚なのかもしれません。そこで伺います。本市の現状と対策についてお伺いいたします。  次に、市道前田観音寺線の改修について質問いたします。  この件につきましては、平成7年、この市会壇上に送っていただいて以来、平成7年6月、8年の6月、10年の3月、11年の6月と、毎年のように質問してまいりました。今、今回で最後にしたいと思います。詳しいことはこれまで質問で述べましたので言いません。境界問題も解決され、工事にも取りかかられたようでございますので、今後の見通しと進捗状況をお聞かせください。  最後に、その他当面の課題について3点質問をいたします。  第1点は、徘徊探索支援サービスの導入についてお尋ねいたします。この件につきましても、12年の6月、13年9月議会で質問いたしておりますので、簡潔にお尋ねいたします。痴呆症などによる徘徊で、行方がわからなくなったお年寄りを素早く見つけ出す探索システムの導入について、どのようにお考えか、お伺いいたします。  第2点目は、出産育児一時金の委任払い制度の導入についてお尋ねいたします。出産時の経済的負担を軽くするため、国民健康保険者を対象とした出産育児一時金委任払い制度をスタートさせる考えはないか、お尋ねいたします。この委任払いは、出産後に支給される出産育児一時金30万円を市から直接医療機関に支払う制度であります。これまでは被保険者は出産費用を医療機関に支払った後に役所から一時金を受けとっていたが、委任払い制度の導入により、退院時に支払う医療費が一時金の30万円を差し引いた金額のみとなるため、経済的負担が大きく緩和されることになります。経済的負担を少しでも取り除いて、安心して出産に臨めるよう考えていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。  第3点目、被保険者証個人カード化の導入についてお尋ねいたします。国民健康保険証を1人1枚にということです。現在は所帯ごとに1枚の被保険者証を発行していますが、家族が同じ日に別の病院にかかる場合や、旅行に出かけるときに不便という声が出ています。こうした都合を解消するために、被保険者の個人カード化を実施すべきだと思いますが、いかがでしょうか。なお、被保険者証個人カード化については、公明党の提案を受け、政府管掌保険がことし10月から導入され、国民健康保険では当分の間、各自治体に判断を任されています。  以上をもちまして、私の1回目の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(立道正規君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  小野議員さんはいつもごっつい馬力で大きな声でやられますので、よくわかるんですけれども、内容がなかなか難しいので。  僕はこの喫煙の問題でございますけれども、僕、矛盾があると思うんですわ。というのは、税金を国が取っておって、そして一方ではそう税金を取っておりながら、一方では押さえつけると、こういうことですので、ちょっとそれ自体が僕はちょっと矛盾がありはしないかというふうにまず思っておるわけでございます。それで、役所の中ではご存じのように、喫煙コーナーというものを設けまして、そして余りたばこの煙が出ないように処置はしてるんですけれども、吸うたらいかんということはなかなか言いにくくて、それはどういうふうにしたらええんか、考えさせられる面もあるわけであります。それで、役所の庁内では、分煙機というか、そういうものが平成13年で2台、それから14年で5台、15年で4台、やっておりますし、またガスの水道でもやってる。病院のあれは、病院では喫煙コーナーの設置だとか、病棟に1か所、これは階数によって1か所だと思いますけれども、建物の外に1か所と、コーナーの設置されているほかは禁煙というふうなことでやっておるわけでございまして、僕も先ほど申しましたように、一方では税金を取って、これも本数でやっとるんですな、1本何ぼということで。国はその税金は一方では取るし、一方では押さえつけるというのがおかしいと、僕は基本的には思ってるんです。しかし、庁舎ではそういうふうに分煙の機械は、そういうコーナーは持っておりますので、ひとつご容赦願いたいと思います。  学校関係につきましては、これは教育委員会から答弁をするというふうに思います。  それから、色覚というか、これも非常に難しい問題でございますが、実際に何人ほどおられるかということについて把握するということは、これプライバシーの問題もあるでしょうし、なかなか難しいというふうに言わざるを得ないわけであります。  それから、この道路の問題ですけども、これは建設部の方から答えてもらうようにいたします。  それから、この出産育児の問題でございますけれども、これはやっぱり平成13年の4月から出産に要する費用を支払うために資金を無利子で貸し付ける制度を設けておりますので、その制度の活用をお願いをしたいということでございます。  以上、私からは答弁させてもらっておきます。 ○議長(立道正規君)  市民人権部長。 ○市民人権部長(垣尾 満君)  失礼いたします。  健康増進計画の策定についてのご質問でございますが、本市の健康増進につきましては、健康日本21の基本理念や健康増進法を踏まえまして、食生活指導、運動指導、禁煙指導等を通じて、生活習慣病の予防や体力づくりに積極的に行っているところであります。健康増進計画の策定につきましては、その内容が広範囲に及んでおりますのと、それから京都府の健康増進計画の動向を見ながら、また福知山市の健康づくり推進協議会等の意見を聞く必要がありますので、今後の研究課題とさせていただきたいと、そのように思っております。よろしくお願いを申し上げます。  次に、国保の保険証の個人カード化の導入というご質問でございますけれども、保険証の個人カード化の導入につきましては、現在国の指導があるわけでありますけれども、時期については明確ではない状況であります。こうした中で、カード化につきましては、国保証のみの簡易カード化にするのがよいのか、また高機能のカード化のそういったことも検討する必要がありますので、現状では困難ではなかろうかと、そのように思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  この喫煙の問題、それから薬物の問題等を絡めておりますので、合わせて申し上げたいというふうに思いますが、まずこの薬物の問題でございますが、旧来から何回もご意見として承っておるわけでありますが、特に青少年の薬物乱用というのは大変厳しい特異なものがありまして、本市も例外ではないということでございまして、今日、麻薬、覚せい剤等の薬物乱用が社会問題となっているわけでございますが、福知山署のまとめによりますと、平成14年中に少年を検挙補導した13名の中で、シンナーの吸引目的保持者が11名、覚せい剤取締法違反者は2名であったということのようでございます。本市としましては、青少年の非行防止を取り組む強調月間7月1日から8月31日までに薬物乱用防止啓発チラシを全戸配布をしましたり、市内の高校で警察本部の北部サポートセンター職員によります講演会等、薬物乱用防止に努めておるということでございますし、中学校では京都府の薬物乱用防止福知山市協議会の協力によりまして、毎年薬物乱用防止教育を実施をしておるわけであります。14年中、少年を検挙補導した13名のうちで、シンナーの吸引目的が11名、覚せい剤2名でありますが、そのシンナー吸引目的保持者の中で、3名が中学生、そして3名が高校生、有職少年が2名、無職少年が3名ということのようでございますし、覚せい剤取締法違反2名は有職少年でございます。そういう形の中で、本市にも薬物、シンナーも含めて薬物、覚せい剤とまでこの状況が進んでおるわけでございますが、その出発点はやっぱりたばこであります。たばこから薬物ですね、シンナーそして覚せい剤と、大体その筋道を通っておるようでございまして、覚せい剤の吸引者はシンナーを必ずやっておると、必ずと言うと語弊がありますけども。あるいはそのシンナーをやっとる子はその前にやっぱりたばこを吸うとるというような状況があると、そういうふうに聞いとるわけであります。  とにかく、中学生にたばこをできるだけやめさせるということが、学校でも努力目標の大きなものでありますが、受動喫煙について、今お話が出ておりますように、環境として子供たちにそういう煙を吸わせないということのために、学校も努力せないかんということで、きょうも9時から校長会でお話をしとったわけですが、学校で取り組むべき内容としまして、校長さんは児童生徒に対して喫煙防止教育を年1回以上どうしてもやってもらうということ、それから、学校を屋内完全分煙をしてほしいということ、そして校庭は禁煙にしてほしい、教職員はもう子供の前ではたばこを吸わない、それで来校者は子供の前では、児童生徒の前ではたばこを吸うていただかないというふうに、学校内ではやってもらうことをお願いをしておるわけであります。特に、この子供の喫煙の害については、健康上いろいろ問題もありますし、それをやめさすためには、やっぱりそれを指導する教師がたばこを吸いながらやめやめと言うてるわけにはいかんので、何とかそれの努力をしてくれんかと、これはもう去年おととしあたりから私は申しておるんですが、市長がお話になったように、喫煙を禁止と、大人の喫煙を禁止というわけにはまいりません。けれども、自分で努力してそういう学校づくりをしてくれというふうに申しておりまして、現在たばこを吸わない学校もあるというふうに思っております。しかし全員が禁煙というわけにはいきませんので、努力目標としてそのような方向で頑張ってもらっておるという状況でございます。  次に、色覚の問題でございます。色覚バリアフリーの問題ですけれども、学校でありますが、学校で色覚異常検査、これが廃止になったわけですが、近年、色覚異常についての理解が進みまして、色覚異常検査で異常と判別をされます児童生徒でも、大半は学校生活に支障がないという認識の中で、昭和(後刻、平成に訂正発言あり。)14年の4月1日に、学校保健法の施行規則の一部が改正をされまして、今年度から廃止になりました。色覚異常検査が廃止されました本年4月からは、文部科学省が発行いたしております色覚に関する指導の資料に従いまして、色の見分けが困難な児童がいるかもしれないという前提に立って、児童生徒に接するとともに、必要と考えられる場合には個別相談に応じながら学校医による健康相談を勧める等、適切な対応をしておると、それが現状でございます。  とりあえず以上でございます。 ○議長(立道正規君)  建設部長。 ○建設部長(眞下敬史君)  市道前田観音寺線の進捗状況と今後の見通しということにつきまして、お答えしたいと思います。  本市道は、沿道の皆さん方はもちろん、地域の皆様方のご理解とご協力によりまして事業を進めさせていただいております。ありがとうございます。現在の事業進捗は、事業費ベースで約51%というところでございます。本年15年度をもちまして、雨水排水管の布設が終わる見通しでございます。これが多額の費用をかけておりましたので、これが埋設できますと、あと事業進捗は促進できるものと思っております。1年でも早く整備ができますよう、努力してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  福祉部長。 ○福祉部長(小西健司君)  徘徊高齢者の探索システムの導入についての検討結果はどうかというお尋ねがございました。これはご承知のとおり、人工衛星によります位置を確認する情報システムと、そしてまた携帯電話の基地局を利用いたしまして、その徘徊されました高齢者の方の位置を探索するシステムでございますが、携帯電話の基地局を利用するということがございまして、そのエリアが非常に狭いという問題も抱えておりますし、また障害物に弱い、特に建物でありますとか山間部についてはなかなか把握しにくいという問題がございまして、一部地域で電波の関係上の限界がまだ残っております。ただこうした問題が解決いたしますと、このシステムは非常に有効なシステムでもございますので、今後引き続いて検討をしてまいりたいと、このように思っております。なお、介護保険制度におきましては、ケアプランの中で必要性がきちっと認められますれば、痴呆性老人が屋外に出ようとされますのをセンサーで、屋内ですが、センサーで換地する徘徊関知機器のリース制度もございますので、そうした制度も活用いただきながら、この問題の解決に取り組んでまいりたいと、こんなふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  最前のご答弁の中で、平成14年のところを昭和と申したようであります。平成14年に訂正をしたいと思います。  それから、答弁を落としておったわけでありますが、バリアフリー化の中で、色の見分けがつかないというか、困難な子供たちへの優しい教科書があってもいいじゃないかと、こういうことについてでございますが、教科書で使用します色の種類は、昭和59年に財団法人教科書研究センターが実施をした色覚異常生徒のための教科書の色刷りの改善の手引き、こういうものがあるようでございまして、それによって示された基準を各教科書が参考にして製作をしておるということのようでございます。今日、当時と比べますと印刷技術が進歩しまして、印刷に使用できます色が数が増えております。カラフルな教科書を製作しているもようでございます。このカラーバリアフリーに配慮しました教科書の普及につきましては、国の動向を見守りながら考えていきたいと、このように思っております。 ○議長(立道正規君)  企画環境部長。 ○企画環境部長(山段 誠君)  同じくバリアフリーの関係でございますが、お尋ねのホームページ、パンフレット等でございますけれども、今気をつけておりますのは、表やグラフなんかつくるときには、できるだけ色のコントラストなんかに気をつけまして、わかりやすくというようにしておるわけですけれども、議員さんがおっしゃっていただいておるほど十分な配慮ができてきたかというと、まだまだ反省するとこがあるわけでございます。ただ、実態的に秘書広報課の方に、印刷物についてこうした苦情は来ていないようでございますけれども、しかし今後とも、つくり手側の配慮によって、すぐできると言ったら何でございますけれども、取り組むとこもございますので、例えば色だけのコントラストじゃなしに、わかりやすい線とか太い線でグラフ化するとか、それからまずとりあえずやってみたいなと思いますのは、今後出版物つくるときには、業界の方にも十分その辺、技術的にも知っておられますので、どういう色の使い方したらよいかというあたり、十分注意していくというようなことで配慮してまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  17番、小野喜年君。 ○17番(小野喜年君)  自席から失礼します。  1点目と2点目については、今後は、まだ段階的にこれからの課題だと、そのように思います。その中で、色覚バリアフリーについて、本当に自分が大体この点までは進んでるだろうなという思いのところ、答弁がありましたので、これについては結構でございます。ただ、時間がないので、逆からいきたいと思うんですけども、この青少年の薬物問題について、ちょっと最初にいきたい、そのように思います。  実は、市長も先日一緒に会合に出させてもらったので、実は第53回の平成15年度の社会を明るくする運動という大会が市民会館で先日行われまして、この会長は市長が会長ですので、これに参加しておりましたので。そのときに、福知山警察署から来て、覚せい剤についてのお話があったと思うんです。最近はもう、福知山も全国の例に漏れず、シンナーから覚せい剤に移ってきておるというのが警察の報告でしたですね。ことし、常用者は最近低年齢化していると、もう都会型になりつつあると、年々増えてきているというお話でした。半数以上が19歳から20歳、中には14歳、15歳、16歳の検挙者もおる、そのようにお話があって、その中で、殊にシンナーの方については、もうひとつ低年齢化になって、小学校の子供までに広まっているというのが福知山の現況だというお話があったと思うんです。結局、自分たち、私たちの目の見えないところでそういうものが広がっているというのが実情であって、先ほど教育長が答弁いたしました数の問題というのは、表面に出た検挙された人数であって、検挙されてない部分が物すごく問題だと思うんです。この薬物問題は、これはもう僕が質問せなんだらいかんのやと、僕は思ってやってます。ぜひ僕が言いたいのは、そういう放置できる状態ではない。先日も、僕の知り合いですけども、福知山駅前でその覚せい剤の誘いを受けたと、現実に言ってるわけです。だから、目に見えないところでそういう問題が起きてきているというのが事実ですので。まず、麻薬というのは、薬物というのが怖いんだということを知らせるということが大事だと、このように思います。僕はこのことを通じてお願いしたいのは、薬物乱用防止キャラバンカーといのがあるんですよ、国に。8台ある。これは公明党の闘いによって8台につくり上げてきた、キャラバンカーなんです。それと東西に分けて、西と東に4台ずつ分けて全国をこのキャラバンカーが回っておるわけです。これはあくまでも市が招致しなかったらできませんので、市民に啓発する、薬物の恐ろしさ、怖さというものを知らせるという意味からいって、ぜひこの薬物乱用防止キャラバンカーを福知山の地に僕は呼ぶべきだと、このように思って、これだけはお願いしたいなと思うんです。これは市長に答えてください。例えば、市民祭りのときなんかに来て、大勢の人に親子で見てもらう。僕もこのキャラバンカーを2、3回見てます。先日も見ました。すごいです。キャラバンカーの中では、覚せい剤やコカインなどの薬物の標本や人体への影響についてのパネルを展示しております。ボディーには薬物は絶対だめといってもうぱーんと書いてありますし、そして中に入ればパソコンを操作して、クイズ形式で薬物に対する知識を深められるようにもなってます。DVDは立体映像を通して、薬物の害について学べるコーナーも設置されております。すばらしいものです。レントゲン車がよくとまってますけども、あれぐらいの大きさです。ぜひこの福知山にこの薬物乱用防止キャラバンカーを一度呼んでいただきたいなと、そして市民に呼びかけて、この薬物の恐ろしさ、怖さをまずPRしていただきたい、そのように思います。どんどんどんどんとさっきも言いましたように低年齢化になっておりますので、その辺をお願いいたします。もう一度この辺、ご答弁をお願いいたします。  それから、受動喫煙ですけども、いわゆる中学校の方も、市教育長の方がもう答えていただきましたので、やっぱり中学校の教育の中に、そのたばこ教育というものをやっていただきたいなと思うんですけどね、それ。まず、さっき言いましたけども、学校自体を全面禁煙にするべきだと僕は思うんです。やっぱり教師のたばこを吸う姿を、子供にはやっぱり見せるべきじゃない。あんまり大きい事言えませんけども、僕も中学時代からたばこ吸うてましたんで、でかいことは言えないんですけども、だけど平成6年にすぱっとやめました。もう以前、その後、全然1本も吸ってません。やめるときはすぱっとやめる。新聞には喫煙に挑戦を宣言と言って、計27~9名が参加して、たばこをやめられない人に保健師やら禁煙の手助けをするという、卒煙チャレンジ教室というのを開いておるようですけども、もうやめる言うたらすぱっとやめた方がいいと思いますけども。  それから、学校の全面禁煙、これは和歌山県で昨年春から、都道府県では初めて公立の小中高の全校禁煙に踏み切っております。それで、やっぱり市区町村においても禁煙を決める市町村が、自治体が多くなってますので、何とか学校はせめて子供が集まるとこですから、禁煙。そして中学生に禁煙教育を徹底していただきたい。中学生の喫煙者が年々増えておる状況ですので、その中学生に禁煙教育をするべきだと、そのように思います。この2点、ちょっともう一度答弁をいただきたい、そのように思います。  時間がありませんので、この2点できょうは絞ってご答弁をお願いいたします。以上で2回目の質問を終わります。 ○議長(立道正規君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  そのおっしゃいます車ですけれども、私はどこへ言ったら、お願いしたらええんか、ちょっとわかりませんのでね。それで、それを言うてもらわんと。そういうことで、やってみます。 ○議長(立道正規君)  教育長。
    ○教育長(大西重喜君)  学校における禁煙ですが、最前私、申し上げましたように、学校における禁煙指導については、もう数年前から校長を通して指導中でありますが、お話のように、教育委員会からの指示命令等で禁煙地域にしていくということは、今のところは考えていません。ただ、学校で主体的にそういう運動を起こしていただいて、できるところから禁煙場所にしていこうと、このように思っておりまして、既に校長も喫煙をする校長もほん一握りになりまして、だんだん吸いにくくなっている状況でありまして、教師もたばこを吸う教師が大変減っているという状況の中で、この学校における禁煙運動はますます進んでいくんじゃないかと思います。その中で、子供たちをたばこを吸わせない指導をしていくというふうなことで、いずれ学校が全面禁煙という場所になることは、そう遠くはないんじゃないかという希望を持っております。  それから、子供についてのいわゆる禁煙指導でありますが、これは具体的に実施をしております。保健体育の中で、そういう指導をする部分がありますから、もう小学校で行いますし、薬物、シンナー、喫煙、飲酒等の健康に及ぼす害については、中学校の保健教育の中で重々指導しておりますとともに、具体的に喫煙等をしている状況を見つけましたら、生徒指導の中でも厳しく指導をしたり、家庭連絡をして注意しておると、しかし、じゃないかということになってくると、喫煙をしている子供はまだ多くいるという状況であります。これからも、禁煙指導については格別に努力をしていきたいと、このように思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  17番、小野喜年君。 ○17番(小野喜年君)  自席から失礼します。  市道の前田観音寺線、本当にありがとうございます。これで質問も最後にしたいと思いますので、あとは快適な道路を完成されることを期待しております。  それから市長、さっきの乱用者の件、ちゃんと住所も持って行きますので、ぜひ福知山の地に呼んでいただきたいと、そのように思いますので、どうかよろしくお願いします。  本当にありがとうございました。以上で終わります。 ○議長(立道正規君)  次に、4番、杉山金三君の発言を許します。  4番、杉山金三君。 ○4番(杉山金三君)(登壇)  失礼をいたします。新政会の杉山でございます。  初めに一言御礼を申し上げます。  このたびの統一地方選挙におきまして、中村市長には身に余るご推薦のお言葉をいただき、市民の皆さんの温かいご支援によりまして、議会活動に参加をさせていただくことになりました。御礼を申し上げますとともに、感謝に耐えません。微力ではありますが、中村市長の提唱されている北近畿の都にふさわしい市政発展のため、全力を尽くす所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。  また、今回質問の機会を与えていただきました新政会の議員の方々を始め全議員の皆さんに感謝を申し上げます。初めての登壇で要を得ないところがあろうかと思いますが、新任のゆえをもってお許しいただきますようよろしくお願いします。  それでは、通告に従いまして質問に入らさせていただきます。  大きな1番目でございます、市民の健康づくりと体力向上の取り組みの一元化についてお伺いします。なお、小野議員さんと重複する部分もありますが、お許しを得たいと思います。  福知山市におかれましては、昭和57年に保健センターを設置され、市民の健康づくりの拠点として健康診断を始め、市民のさまざまな健康づくりに積極的に取り組んでおられ、また健康づくり推進協議会を設立されるなど、今日まで啓発普及を図ってこられました。さらに、中村市長は市立福知山市民病院の全面改築にも着手され、さらなる市民の医療体制の充実に努められているところであり、深く敬意を表する次第であります。  また一方、教育委員会では、市の体育施設を拠点として市民のスポーツニーズにこたえるとともに、生涯スポーツの推進など、市民の体力向上に努力されております。しかしながら、人口の高齢化が進む中、近年、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病等の生活習慣病が増加する傾向にあります。  また、年々増加する医療費の対策の必要性が叫ばれてきております。このため、ご承知のとおり国においては、健康日本21が策定され、発病を予防する一次予防に重点が置かれました。この運動を支える法的基盤として、健康増進法が本年5月から施行され、国民の健康に対する関心が一層高まっているところであります。この法律は、健康づくりは自らの意思で取り組むものであるとしながら、これを社会全体で支援し、環境整備の態勢を強化することとしています。各自治体では、諸施策の連携を図りながら、総合的に推進することが求められております。  そこで、1点目として、健康関連施設の連携が求められる中、健康増進の趣旨も踏まえ、当面、具体的に取り組める方法として、保健センターの健康づくりと市の体育施設等を利用した体力向上の取り組みを有機的に結びつけるとともに、それらの機能を生かしつつ連携を図ることによって、より効果的に展開ができるものと思います。例えば、それぞれの情報、意見交換の場を持つなど、具体的な方法も考えられないか、所見をお伺いします。また、これまで共同して実施されている事業で、代表的なものがあればお知らせください。  2点目として、保健センターの健康づくりの取り組みとその主な内容について。  3番目に、14年度の市の体育施設の利用状況とその主な内容についてもお聞かせください。  次に、西中筋西部地区総合整備事業についてであります。  現在、西中筋地区では、石原地区におきましては福知山都市計画事業石原土地区画整理事業、そして21世紀のまちづくりを目指してとして、西中筋西部地区総合整備事業など、かつてない大きなまた経験したことのない事業が進められております。中村市長は、『広報ふくちやま』新年号で、由良川改修とあわせた快適な農村生活と近代的な農業振興をねらいとした、西中筋西部地区総合整備事業を福知山市における4大重点施策の1つとして取り上げていただいておりますが、この事業が実現したのも、中村市長の市民に対する深い思い入れと勇気ある決断、及び理事者、関係職員の努力によって、今日の事業の推進を見ることができたのであります。ここに感謝いたしますとともに、厚く御礼を申し上げます。  この事業は、圃場整備、由良川改修に伴う集団移転のための宅地造成、集団移転の対象にならない地区の環境整備などを一体的に実施しようとするものであります。特に由良川改修につきましては国の直轄事業でありますが、福知山市におきましては専任の課を新設され、宅地造成を市の事業として実施されることによって、国の財政状況等厳しい中ではありますが、福知山市の由良川改修へのこの積極的な姿勢とあわせ、国土交通省も本格的に集団移転を伴う由良川改修事業に着手いたしました。いうまでもなく、由良川改修事業は水害に苦しんできました西中筋地域住民の長年の悲願でありました水害のない村づくりを目指すもので、集団移転先住宅地の造成工事が昨年12月に盛大に起工式が行われ、工事が順調に市において進められております。工事現場を目にするたびに、水害のない村づくりも夢ではなく、現実の問題であることを実感し、住民一同決意を新たにしているところであります。この住宅団地は、圃場整備事業の中でその用地を生み出すもので、関係市職員の知恵により編み出された手法で、先進的な方法として、他の自治体からの問い合わせがあるなど、注目を集めているとも聞いております。  また、宅地造成に当たりましては、都市計画法の一部が平成10年に改正され、市街化調整区域内でも、地区計画を導入することが可能となり、地区計画を適用し、建築物、街並み等新しい時代にマッチした住みよいまちづくりをめざし、道路境界線から敷地側へ1メートルの幅で緑化ゾーンを設置、統一した植栽を図り、緑あふれる街並みに整理することなど、市において地区計画を条例化していただいたところです。福知山市はこれまで、多くの都市計画事業、まちづくり事業を手がけられ、先進的な都市整備を実施されてきました。これまでのノウハウの蓄積が、今回のまちづくりの中に生かされ、今見るような事業となったと確信をいたしております。  そこで私は、このように今日まで事業を地元住民として取り組んできました経験から、多くのことを学び教訓を得ました。この事業の実施に当たって、市当局に敬意を表し、高く評価をしているものであります。  1番目は、冒頭で申し上げましたように、中村市長のこの事業に対する積極的な決断と、関係職員の意欲的な事業への取り組み姿勢であります。  2番目に、市職員が常に住民の中に入り、住民と対話を重ねながら、行政と住民がそれぞれの立場を明確にし、双方が協力して市行政と地元住民が一体となって、困難な課題を解決しながらまちづくりを進めてきました。  3番目に、この事業が圃場整備、由良川改修事業と国の関係機関が農水省、国土交通省にまたがり、それぞれ縦割りで行政が進められる中、市が地域における行政を自主的かつ総合的にするとの立場から、調整の役割を果たされ、双方の事業を整合させながら順調に進捗されてこられました。これは単に市の調整の機能にとどまらず、地方分権時代にふさわしく、地方における事業はその自治体が住民に責任を持って行うとの立場を堅持されたものであります。  4番目に、地元にとっては集会の持ち方、集会での討議等の中で、民主的な討議、個人と公共のあり方など、住民一人一人にとっては意識改革の闘いでもあったと思います。  そこでお伺いします。  1点目といたしまして、今日まで進めていただいたこの事業には、圃場整備事業の中から造成地を生み出すという先進的な手法などがとられていますが、これらの事業評価について、ご意見、ご感想がありましたらお聞かせください。  2点目に、本年度の宅地造成にかかる事業計画はどのようになっているか、また完成時期についてもお聞かせください。  3点目に、同時に進められております平成14年度に事業採択されました圃場整備の今年度事業の内容と今後の見通しについてお伺いします。  4点目に、新しい住宅地との調和を図るため、市において進めていただいております移転対象外地区の15年度整備予定についてお伺いします。  5点目に、国土交通省が進めております西中筋地内の由良川改修事業計画についてもお伺いします。  いずれにしましても、今後ともこの大事業につきましては、市長を始め理事者関係職員のご協力、ご支援をよろしくお願いします。  大きい3番目に、福知山都市計画事業石原土地区画整理事業についてお伺いします。  この事業は、近畿自動車道線の開通に伴う福知山インターチェンジへのアクセス道路の整備、生活道路の改善、良質な住宅地の供給など、都市基盤整備を目的として事業が進められており、計画人口4,000人が想定され、平成18年度工事完成予定と聞いております。この中で、私たちは石原の住民の方々の村づくりの取り組み方に多くのことを学ぶとともに、敬意を表しているところです。日々変貌する様子を見るにつけ、西中筋地区の拠点としての整備に大いに期待をしております。また、土地の処分が厳しい状況の中で、この町が住みよい魅力あるものにするためには、利便性を備えた付加価値の高い町にする必要があると考えます。この事業に関連して、参考までに、ワークショップにならった取り組みを紹介しておきます。  遷喬小学校前の大谷川改修に当たっては、地元の方々が、コンクリートで全面固めず、昆虫ゾーンをつくるなど、自然を生かした改修計画にするため、当局に積極的に提言され、これを受け、改修に生かし、大谷川が見事によみがえり、学校の近くでは子供たちが天気のよい暖かい日には水に入り、水しぶきを上げ、楽しく遊んでいる姿をよく見かけるようになりました。自然に親しむ機会が少なくなった昨今、小学校の近くだけに、先生方を始め大人たちも、住民が参加した改修計画に勇気づけられ、今では大人と子供が一緒になってボランティアでこの大谷川を守る活動をされています。またこのような中から、小学4年、5年生からもっと大谷川について知りたいとの申し出があり、地元の公民館長さんを呼んで学習をすることになりました。これは住民参加の一例ですが、この区画整理事業が住民の総意、英知を結集した取り組みとして成功するため、頑張っておられます。そこで2点についてお伺いします。  まず第一に、事業の進捗状況についてどのようになっているか、お聞かせください。  2点目に、この事業の財政基盤となります保留地のこれまでの処分状況と、今年度の保留地処分の計画について、土地の需要等、厳しい状況の中でどのように対応されるのか、お伺いします。  最後に、大きな4番目として、主要地方道福知山綾部線の西中筋地区の改修計画についてお伺いいたします。  府道であります福知山綾部線につきましては、少し古い調査ではありますが、平成11年10月の調査によりますと、1日約1万2,700台の交通量があり、福知山と綾部の市街地を結ぶ幹線道路として、市街地を通過している交通上極めて重要な道路となっております。ご承知のとおり、近年この道路の整備が順調に進み、福知山市内はほとんど改修され、また綾部市内におきましても高津地内が改修されている状況であります。しかしながら、西中筋地区については、石原土地区画整理事業の中で工事が進められておりますが、それ以外についてはいまだ未着工のままの状態であります。この道路は、昭和59年1月31日に都市計画決定された計画道路で、都市計画道路は根幹的な都市施設であるため、この改修については地域の状況、都市計画道路全体の配置や実施プログラム等、さまざまな要素を考慮しなければならないと思いますが、改修計画について府の管理ではありますが、市のお考えをお聞かせください。  私の質問事項は以上ですが、西中筋地区はこのように大きな事業が進められており、変貌する中で、量が変われば質が変化すると言われるとおり、ハード面が整備されるにしたがって、村のあり方も変化していくだろうと思います。これからは西中筋地区のあり方、また将来のビジョンについてもお互い知恵を出し合い、考えなくてはならないときではなかろうかと思いますので、今後ともご指導、ご支援よろしくお願いします。  以上で、第1回目の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(立道正規君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  健康づくりなどにつきましては、教育委員会なりから市民人権部の方からも答えると思うんですが、市の体育施設の利用状況ということでは、平成13年度の利用人数は37万5,000人ということが報告を受けております。13年度の利用人員。平成13年度が37万5,000、それから平成14年度が38万3,000人、それだけ入っておるようでございます。  それから、西中筋の関係でございますが、本当にこれは本市にとりましては、これまで扱ったというのはこの西中筋だけでございまして、本当に職員も必死になって地元の皆さんとの折衝なり、また工事の進捗について非常に意欲的にやっておるわけでございます。大きく申しまして、由良川の改修事業を円滑に推進を図る、またそれに合わせまして農業の基盤整備やとか、それから大谷川の改修等、多くの課題を効率よく進めるために、いわゆる縦割り行政でなくて、やっぱりその連携を密にしながら、この新しい事業に取り組んでおるわけでございまして、本市にとりましては画期的な事業だというふうにとらえておるわけでございます。これも建設省というか、国土交通省の近畿の河川部長であります坪香さんという方がおられますが、この方と私とは非常に昔から心やすいもんですから、その起工式に当たりましても、わざわざ短時間でありましたけども来ていただいて、気張ってやってほしいという激励を受けたわけであります。そういうことから言いまして、この堤防の進捗については、70戸余りの家庭の移転問題があるんですが、これは非常に大きなお金が必要でございまして、今の状況ではなかなか思うような予算はつかないようにも拝察をしているわけでございますが、歩み出したものですから、重点の事業として近畿の建設局は取り扱ってもらっている。それだけに市の職員もそれにこたえて、一生懸命やっているということであります。  それに合わせまして、今先ほど言いましたように、圃場整備事業もここにかんでいるわけでございまして、非常にそういう意味では農林水産省とも連携をとると。結局非農用地の用地を換地という手法で創設をするということになろうかと思っております。  本年度の事業としては、この移転用地の盛土の工事だとか、擁壁の工事を行いまして、荒造成を完了したい。また来年度、16年になるんですが、道路の築造だとか上下水道の工事を施行して、17年度から舗装工事等を行いまして、宅地の造成を完了させたい、そういうふうに思っておるわけであります。  非常に本市の東の玄関ですから、きちっとしたものをつくる、綾部の方からはこの堤防をずっと今つくってきておるようでございまして、これが興の地域を通って、そしてこちらへ出てまいりますと、いよいよこの本体の堤防の工事も始まるんじゃないかというふうに思っておる次第でございます。  それから、この今年度は移転対象にならない集落のうちの道路ですが、この用地買収だとか、物権の補償というものも今年度は対象になりませんけれども、ゆくゆくやっていきたいというふうに思っておるわけであります。興の地域、観音寺から興へ通じますその由良川の改修は鋭意進められているというふうなことであります。  それから、基盤整備促進事業、これは農林水産省の補助事業であるわけですが、その受益面積は49.7ヘクタールというふうになっておりまして、遷喬の1区、石原と戸田が30.9に、土が18.8、それと単独の圃場整備事業が4ヘクタールありますので、圃場整備の事業費というのは、事業というか面積は53.7ヘクタールになるようであります。この地域は本当にこの100年以上、とにかく長年ずっと水害で悩まされてみえましたこの戸田の地域を根本的にやり直すという、本当に画期的な事業でございますので、十分に私の方としては配慮してやっていきたいというふうに思っております。  漏れとるとこがあったら言うてください。以上。 ○議長(立道正規君)  髙日助役。 ○助役(髙日音彦君)  この西中筋の整備につきましては、今、市長の方からお答えしたとおりでございますが、基本的にこの事業を進めるときに当たりまして、建設省から正式に由良川の法線が発表されて以来、全庁的にどうやって取り組んでいくかということを検討してまいっております。いわゆる戸田100戸の集落について70戸の移転を伴うと、それを分散して移転することはたやすいことだけれども、それをしたんでは戸田のコミュニティがつぶれてしまうということとなってしまって意味がないということの中で、何としてもやはり戸田100戸の集落は従来どおりしっかりとした1つの集落としてコミュニティを図っていかなきゃいけないというのがスタートの市役所の中の原則でありました。そういう中で建設部、あるいは経済部、総務部、それぞれすべての課が寄りまして、知恵を絞ってそして今の手法を編み出してきたと。これは福知山市が得意とするやはり全庁的な取り組みの中での大きな成果であろうなと、このように思っております。したがって、建設省、京都府との中との協議も相当難航をしたところもたくさんあります。しかしながら、頑張ってやってここまで成果をおさめてきたということは、全庁的な取り組みの成果であろうなと、このように思っております。 ○議長(立道正規君)  市民人権部長。 ○市民人権部長(垣尾 満君)  失礼いたします。  市民の健康づくりと体力向上の取り組みの一体化についてのご質問でございますが、平成15年の5月に健康増進法が施行されまして、疾病の早期発見、早期治療の二次予防から、病気にならない体づくりの一次予防に重点を置いた対策が進めているところでございます。そういった中で、栄養、運動、休養等の市民の生活習慣の向上のために、生涯スポーツとの連携を強化する必要があると考えておるところでございます。  次に、保健センターでの健康づくりで生涯スポーツとの取り組み内容をというご質問でございますが、生活習慣病の予防のために、運動を習慣づけるきっかけを目的としまして、保健師、体育指導によります各種健康教室や地域での健康教育に取り組んでいるところでございます。また健康づくり市民の集いでの体力診断や、秋の市民歩け歩け大会を共催しまして、スポーツの大切さを啓発をしておるところでございます。今後とも、健康日本21の指針や健康増進法の趣旨を踏まえまして、生涯スポーツとの担当部署や国保の体力づくりに向けての体力診断機器などを活用しながら、市民の体力向上と健康づくり対策に積極的に取り組んでいきたいと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  建設部長。 ○建設部長(眞下敬史君)  石原の土地区画整理事業についてでございますが、事業進捗という点が1点ございました。現在、事業費ベースで約72%の進捗状況でございます。今後の見通しでございますが、平成18年度を工事完了目標、それから平成20年度、いわゆる事業完了をめざしております。そうした目標を持ちまして、関係機関とも調整を図りながら、精力的に現在事業を執行をいたしておるところでございます。良好な市街地形成ができますよう、地元の地域の皆さん方、関係者の皆様方、また区画整理審議会と連携を密にしながら、事業執行に努力してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  それから、保留地の販売状況についてでございますが、平成11年度に公開抽選をしてから、こちらまだ整備が整っておりませんのでまだ行っていないわけですが、現在で面積比率で約10%近くが処分をいたしております。ことし、整理が土地利用ができる保留地につきまして、15、16で公開抽選と言いますか、公募をしましてそういった方向で処分の促進に努めてまいりたいと、かように思っております。  それから、続きまして、都市計画道路の福知山綾部線の関係でございますが、石原土地区画整理区域から以東、綾部側ですね、これの具体的な整備計画がまだ整っておりません。これは大変重要な課題であると認識いたしておりますので、この事業につきましては府ともじっくり協議しながら詰めてまいりたいと、かように思っております。  ちょっと広域農道が整備ができまして、ああいった形で進んでおりますので、先ほど申されました台数、交通量ですね、把握が実はできておりません、できてから。ただ、交通体系が多少変わってるんかなというふうに思っておりますので、またこの辺あたりもじっくり調査と言いますか、見きわめていかなければならないかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  教育部長。 ○教育部長(塩見誠二君)  失礼いたします。  健康づくりと体力向上についての中で、市の体育施設の利用状況とその主な内容についてのご質問がございました。市の体育施設の利用状況につきましては、先ほど市長さんの方からご答弁いただきましたが、その内容等につきまして申し上げたいと思います。平成14年度の市の体育施設の利用人員につきましては、コミセンとか学校体育施設の利用を除きまして、平成14年度は合計で37万5,073人でございます。なお、13年度につきましては、38万3,337人でございます。その内訳につきましては、15施設で市民体育館が3万6,245人、市民運動場、野球場でございますけれども、1万3,453人、市民運動場の庭球場でございますけれども、8,563人、市民運動場の弓道場は3,685人、武道館につきましては3万703人、温水プールにつきましては9万9,655人、市民プールにつきましては9,764人、河川敷運動広場でございますけれども、3万833人、陸上競技場、桃映中学校の運動場でございます、2,559人、それから三段池総合体育館7万7,893人、三段池公園テニスコートが1万7,362人、三段池公園多目的グランドが1万442人、長田野公園体育館が1万4,498人、それから長田野公園運動広場、野球場でございますが、1万1,746人、長田野公園運動広場、庭球場でございます、7,672人の以上の合計が37万5,073人ということでございます。それから、その主な内容についてでございますけれども、利用形態につきましては、各種大会及び講習会等が主でございまして、クラブ、サークル活動の利用も多いということでございます。  また、本市の教育委員会では、いつでもどこでも気軽にいつでもということで、スポーツ活動に取り組んでいただくために、ジュニアバドミントン、あるいはジュニアソフトテニスとかそういった各種スポーツ教室を開催いたしております。そういった利用者も多数ございます。  また、スポーツ教室の修了者の方で自主的にスポーツに取り組んでおられる方もございます。いずれにしましても、現在取り組まれておりますのは、いずれも活動が単発的なものでございますので、今後は市民のニーズを把握しながら、関係機関が連携協力する中で、市民の健康増進に関心を持っていただけるような事業展開を進めていきたいと思います。というふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(立道正規君)  4番、杉山金三君。 ○4番(杉山金三君)  市長さんには本当にご丁寧なご回答をいただきまして、ありがとうございました。このように事業が今日まで進んできましたのも、本当に中村市長さんの勇気ある決断であるということを常々区民にも申しておりますし、また市長さんにお会いしたときも、ごあいさつの中で申し上げているところでございまして、本当にここまで来たんだなという感激でいっぱいです。市の方が一生懸命やっていただいてますので、これからはいろんな各論に入りまして、思わぬ問題もあろうというように思いますけれども、私の方は何とか住民の意思を1つにして、市のこの積極的な取り組みにこたえていきたいというように思いますので、今後ともひとつご指導よろしくお願いします。本当にどうもありがとうございました。  ちょっと順序が、自席からということをちょっと忘れまして、えらい申しわけございません。失礼しました。順序がちょっと逆になりまして申しわけないわけでありますが、この健康づくりの問題につきましては、小野議員さんも非常に強調されまして、ちょっと私、視点を変えて申し上げたわけでございますが、この健康増進法の趣旨で、これまでいろんな施設を統一的にやれというようなこともございまして、それとたまたま昨日の新聞でしたけれども、日本経済新聞にこの地域ぐるみで健康増進、病院など施設が連携ということで、経済産業省が、ちょっと主なとこだけ読みますと、病院やスポーツクラブなど地域の健康関連施設が運営するモデル都市を設ける計画をまとめたと、地域で個人の健康診断などの情報を一括管理し、病気を予防するための対策をつくることなどが柱ということで、医療費抑制にねらいがあるということを書いてますけれども、これをこの経産省は、来年度予算で要求をして、全国で10から20のモデル都市をやっていきたいということでございまして、これによって2010年、ちょうどこれは健康日本21の目標年ではありますが、現在の1.6倍の健康サービス産業が20兆円になると、これをも300人増加して、医療費が4兆円程度削減できるものとするというような記事がございましたので、これを直ちに福知山市にどうこうということではございませんけれども、私は1つの全体的な流れとして、そういうそれぞれのこの取り組みが今後は地域でも連携をされてやっていかなければならないのではないかいう、そういう趣旨で一番、当面取り組めるのは保健センターの取り組みとか、教育委員会で取り組んでおられるそういう体力向上の取り組みが連携が図れるのではないかということでお聞きをしたわけでございます。  それから、もう1点、順序が後先して申しわけないんですが、圃場整備の中で、遷喬二区について、今後どのようになっているかということがもしわかりましたら、お教え願えたら非常にありがたいというように思います。  それから、この石原の土地区画整理事業というのは、本当に私たちが見ておっても一生懸命よくやられてるなということでございまして、大谷川もそういうことで小学校の生徒も非常に関心を持ったということでございますが、非常に土地の需要は厳しい状況の中で、財政基盤を何とかやっていきたいということで、大変だろうというようには感じております。そのためにはやっぱり、利便性と言いますか、その土地に付加価値をどのようにしていって、土地の保留地の処分をすることは、その価値をつけることによって、厳しい状況の中で土地の保留地の処分ができるのではないかというように思っておりまして、これは将来の課題ですけれども、例えばJRの石原駅があるわけですけれども、この辺の構造とか利便性とかも、将来にわたって検討していくことによって、西中、石原地区のこの価値が上がるのではないかというように考えておりますので、またその辺ご検討願えたら非常にありがたいなというように思っております。  それから府道の件ですけれども、これは特に昭和59年の1月31日ということで、都市計画決定をされたというように聞いておりまして、今のところ、石原の地内が改修をされておるわけですけれども、ずっと地図の上で線が入っているというような状況で、地元としては余りそういう都市計画地図も見る機会が少ないわけですけれども、だんだん周辺が改修をされてきておりますので、住民の関心も非常に高くなっておりますので、暫時この明らかになっていく中で、またひとつこの都市計画道路について、府の管理ではありますけれども、市としてのお考えをまただんだん進みましたらお聞かせ願いたいなというように思います。  これで2回目の質問を終わらせていただきます。えらい失礼をいたしました。自席からと言うのを忘れて済みません。 ○議長(立道正規君)  経済部長。 ○経済部長(梶村誠悟君)  失礼をいたします。  圃場整備の新規採択についてのご質問がございましたので、ご回答させていただきます。  全体の事業につきましては、先ほど市長さんの方からご答弁をさせていただいたわけですが、平成の14年の4月に、遷喬一地区につきましては既に新規採択を受けまして、現在換地設計とか実施設計に取り組んでおりまして、今年度につきましては実施設計を完了させまして、終了させまして、一部工事の着手ももう考えておるというような状況でございます。遷喬の二地区の事業採択につきましては、現在平成16年度の事業採択に向けまして、既に採択済みであります遷喬一地区との換地計画というものが非常に強いかかわりがあることでございまして、そういったことが協調いたしまして、京都府さんを通じまして国に新規採択をいただけるよう、働きかけを行っておるということでございます。なお、遷喬一、二、両地区の事業の完了時期につきましては、平成の21年度を目指して現在進めておるということでございます。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  建設部長。 ○建設部長(眞下敬史君)  石原の土地区画整理事業にかかわりまして、保留地の処分の件で、おっしゃるように土地需要が少ない中で、なかなか土地処分がはかどらないというのは、これは区画整理事業全般に言えることでございます。当地区におきましても、これから本格的な保留地処分に向けて取り組んでまいるわけでございますが、その付加価値をつけるということ、なかなか難しい問題で、実は平成13年度でしたかに、保留地を各地に細かく分散しておりました。それを地権者の皆さん方の大変なご理解によりまして、また新議員の皆さん方のお力添えによりまして、できるだけ集約をさせていただきました。集約することによりまして、何と言いますか、希望される面積と言いますか、柔軟に対応ができるようになるということもございますし、また一団地としての処分が可能になったというようなこともございます。そうしたことにも一歩、これが付加価値につながるかどうかわかりませんが、処分のしやすい1つの工夫かと思っております。これからその部分を処分していくということになるわけですが、さらに努力をしてまいりたいと、かように思っております。  それから、福知山綾部線の関係でございますが、先ほど申し上げましたように、区画整理区域内は土地区画整理事業でもちまして整備が図られるわけですが、現在、府の方におきまして、前田岩間線までが、土師川からですね、前田岩間線までが完成いたしております。現在、前田岩間線の交差点から以東、綾部側に向かって事業に入っていただいております。これが2期に分けて、たしか石原の区域まで取り組んでいただけることで、今、前田岩間線の交差点から聖佳団地の入り口、秋津、新秋津がございますが、あの付近にかかわりまして、用地関係の話に入っていただいておるという状況でございます。その辺の見通しがつきましたら、今度いわゆる石原から綾部にかけて、あっちに向けての計画に入っていただけるんじゃないかと、かように思っておりますので、早くそうした時期にいきますように、京都府の方にもお願いしてまいりたいと、かように思っております。よろしくお願いします。 ○議長(立道正規君)  4番、杉山金三君。 ○4番(杉山金三君)  ただいまは本当に各項目にわたってそれぞれにご回答いただきましてありがとうございました。地元西中筋にとりましても、本当にこれから未踏のいろんな経験をしていかんなんというように思っております。そういうことで、いろいろと市の方にはご心配をかけたりいたすというように思いますけれども、今後ともひとつご指導をよろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(立道正規君)  次に、24番、荒川浩司君の発言を許します。  24番、荒川浩司君。 ○24番(荒川浩司君)(登壇)  失礼いたします。荒川浩司でございます。選挙後の発議会におきましても、こうして登壇を許されましたことを心より感謝し、市民と議員、そして行政が互いに信頼できる関係をさらに推進し、市民の皆様が住みよさを実感できる北の都づくりを目指し、以下、通告に従い、質問に入らせていただきます。  1、公共施設前のバス停に屋根やいすの設置を。  この質問につきましては、一市民からの声であり、なぜ市役所前の西側バス停には屋根があり、市役所側には屋根がないのかという素朴な疑問がきっかけでした。私も中心市街地のバス停を調べましたが、屋根やいすのあるバス停は、駅前を除けば市役所西側のバス停に屋根があるだけで、いすにつきましては、市民病院前、昭和小学校前にありました。しかしこれも、だれが置かれたのか定かではないいすでありました。せめて公共的な施設の代表であります市役所前には屋根やいすを、市民病院前のバス停には屋根の設置があってもおかしくはないと考えますが、理事者の考え方をお聞かせください。  2、障害のある子供たちに対する市民病院の待ち時間の改善を。  普通、私たちが病院に行くときは、熱が出たり体が辛い状態になったときであります。そのときの待合室での待ち時間は本当に辛く、長いものであり、だれもがこのような経験を一度や二度は経験されているのではないでしょうか。  さて、本題に入りますが、障害のある子供たち、とりわけ脳性麻痺、自閉症、多動、また熱が出ると発生しやすいと言われておりますてんかん、このような障害を持った子供さんや親にとって、病院の長い待ち時間は大きな負担だと聞いております。ここでお尋ねいたします。障害のある子供たちに対する市民病院の待ち時間の改善について、理事者の考えをお聞かせください。  3、平成15年度施政方針について。
     この質問は、平成15年度施政方針の最後に、市町村の再編など大きな時代の変換期の中、市職員はこうあるべきだと記載されております。私はこの部分に注目し、記載の内容を次のように3つに分けさせていただきました。  1つ、市職員は常に市民の目線に立ち、市民の皆さんとコンセンサスを図る。  2、職員一人ひとりが全体の奉仕者としての責務を自覚し、職務の研鑚はもとより資質の向上に努め、申しわけないんですが、この2番の項の責務を自覚し、「職員」と資料では載っておりますが、「職務」ということで変更願いたいと思います。申しわけございません。  3、行政執行能力や経営感覚の向上を図り、住民福祉の向上と地域の振興に資する。  というふうに書いてあります。  さて、ここで質問に入らせていただきます。  今申しました1から3について、それぞれに3項目の質問をさせていただきます。  1、これまでの対応はどのようにされていたのか、お聞かせください。  2、具体的な内容について、お聞かせください。  3、評価については、どのようにされるのか、お聞かせください。  以上で1回目の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(立道正規君)  ただいまの質問に対する答弁は午後といたしまして、この際、昼食のため休憩いたします。  再開は午後1時といたします。                  午前11時53分  休憩                  午後 1時00分  再開 ○議長(立道正規君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  理事者の答弁を求めます。  市民人権部長。 ○市民人権部長(垣尾 満君)  失礼いたします。  市庁舎や市民病院といった公共施設のバス停に屋根やいすの設置をできないかというご質問でございますが、バス停の屋根やいすにつきましては、バス事業者が設置したものや自治会等地元が設置されたもので、市としましては設置してない現状でございます。また、設置してある箇所につきましては歩道上が多く、今後、設置につきましては幅員にもよりますが、歩道のバリアフリー化等もありまして、難しい状況にあるわけでございます。よろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  市民病院事務部長。 ○市民病院事務部長(畠中源一君)  待ち時間の関係でございますけども、診察の待ち時間につきましては、短縮化が以前から課題となっておりました。そのため、予約診療制とか、あるいはオーダリングの導入などを行いまして、少しでも短くなるように努力をしてきたわけでございます。そうしたことで、今では診察あるいは会計、それから薬などの待ち時間の短縮化に一定の成果があらわれているんじゃないかと考えております。  しかしながら、診療科によりましては、あるいは患者さんの状態によりましては、当然患者さん1人当たりの診察に要する時間に違いがあるわけでございまして、待ち時間にもそれぞれ長短があろうかと思っております。  ご質問のその障害を持った子供さんたちに限らず、患者さんの状況を考慮いたしまして、それぞれの診療科で再診の予約時に日時の設定などがされておりまして、少しでも待っていただかないように配慮されているようでございます。今後も待ち時間の短縮化には一層努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(立道正規君)  総務部長。 ○総務部長(芦田 昭君)  失礼します。  3点目に、本年の施政方針の市長の言葉を引用していただきまして、職員の研修等についての関係でお尋ねをいただきました。この本年の施政方針について市長が述べておりますのは、現下の地方自治体を取り巻きます環境や厳しい財政状況の中におきまして、行政施策を推進していきますために、あるべき職員像と組織像につきまして、市長から職員への訓示を承ったというふうに我々は理解をいたしております。こうしたいろんな諸施策を推進していきます上では、市民の皆さん方の意見を拝聴いたしまして、コンセンサスを図りますとともに、職員の人材育成、資質向上も進めていかなければならないというふうに考えております。  そうした中で、お尋ねは、こうした職員研修等についての対応はどうであったかということが1点目にいただきました。この対応につきましては、その職員の研修はその時々の諸情勢、また本市の行政課題等をクリアをしていきます上で、職員の資質の向上といった観点から、常日ごろからこの研修ということは大変重要なことだというふうに位置づけをいたしておりまして、かねがねから毎年度ごとに職員の研修計画を立てております。この研修計画に基づきまして、そうした職員の育成を図っているところでございまして、本年度におきましても、新世紀に対応した職員の育成を目指してといったようなキャッチフレーズのもとに、各種の研修課程を設定をいたしておるところでございます。  その中で、具体的な事業内容ということでお尋ねもいただきました。この研修計画の中で、具体的な事業内容を列記をいたしておるところでございまして、大きく分けますと集合研修、派遣研修、さらには職場研修なり自主研修といったような大きな枠で設定をいたしております。第1点目の集合研修を見ていきますと、その中でも一般研修というようなことで、管理職研修、監督者研修等々を設定をいたしております。監督者研修につきましては、課長級に昇格をしました1年度目と2年度目にそれぞれ実施をいたしておりますし、監督者研修につきましては、係長級に昇格をいたしました同じく1年度目と2年度目にそれぞれ設定をしておると、そのほかたくさんの科目でもちまして専門研修なりいろんな研修を実施をいたしております。こうした研修が市職員の資質向上に寄与してもらっておるのではないかというふうに思っております。  そうしたことで、この目標に対する評価はどうかということで、3点目ございました。この評価ということにつきましては、非常に難しいことでございますけれども、私はこの職員研修につきましては、日々これ努力でございまして、最終目標はまだまだ遠いのではないかというふうに思っております。市民の方々の満足度を高めますために、本市の職員がさらなる研修を積みまして、本市の行政推進に当たっていかなければならんというふうな思いでおります。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  24番、荒川浩司君。 ○24番(荒川浩司君)  自席から失礼いたします。  1回目の答弁ありがとうございました。  まず、バス停のことから入らせていただきます。答弁をお聞きしました。バス停については、バス会社がつくるものであるというような言い方であったかと思います。それと、歩道のバリアフリー化という部分で邪魔になるという2点をお示しいただいたかと思います。私がこの質問で公共施設における、とりわけこの市役所の前、また市民病院前、どの公共施設でもあればいいんですけど、現状をかんがみた場合に、この2つはバス停というよりも多くの皆さんが利用するエリアである、それをバス停だけでとらえるのか、多くの不特定多数が来る場所だと、エリアとして考えるのか、この見きわめが問題になっているんじゃないかと私は思っております。私もここ何週間かそのバス停の付近を見ているわけですが、確かに言われたそのバス会社、バスのバス停やからバス会社が、地域がするということに今まではなっていたかもしれませんが、その感覚でいきますと、先ほど答弁にもありましたこのバリアフリーの立場、体の弱い人、障害のある人、健常者でも雨やら風が降ったらそこでしのげる、またいすがあれば座れる、そういった感覚をそのバス停に求める、そういう発想がこれからの時代には必要ではないかなと思っております。現実に見てみても、そこの市役所の前のあの向こう側の、道の向こうの屋根がありますが、あれも多分地域の人がつけたんじゃないかというようなことで、会社もどこもわかりません。しかしあの屋根があることで多くの利用者が助かり、屋根があって基礎のコンクリートが3つあるわけですよね。そこにご婦人の方や、おばあちゃんとか高齢の方がもうへたっておられると、場所がないから。こっち側の市役所側のバス停にはもう屋根もないですし、その市の法に面した段があります、石垣がありますよね。そこへもたれるか腰かけておられる、そういう状況をやっぱり多々目にするわけです。このことはバス会社とか地域で、それはできたにこしたことはないんですけど、この経済事情の中、利用者も、きのうも両丹に載ってました。バス会社も大変です。だから、その中でお金があればできるんでしょうけど、実際にそのことを民間会社に望んだ場合にできないという部分がありまして、そこは公共性という部分で、やっぱり必要だという部分で行政が市の前と、病院のとこだけでもやっぱりやるべきではないかと。皆さんも、さっき私が言ったような現状は見ておられると思います。だれが考えたって屋根があっていすがあったらええなというのは、思います。そのことが今できてないんですから、その意識を変えていただけないかということをさらにお願いいたします。舞鶴もちょっと調べてみましたら、行政がバス停をつくっておられるところは、地域性によって何か所かございました。だからこれは、できないという法律があるわけでも何でもない。これまでがバス会社とか地域に任せていたというその意識を少し変えていただけないでしょうかということが1点。  それとバリアフリーのことも言われました。これに対しましては言われるとおりです。現状のバス停見ますと、大概屋根もいすもないんですけど、時刻表が立ってますよね。あれについてもバス会社が占用許可を公的なとこにお願いして置かせてもらっているということもわかりました。歩道に置きますと、植木とかはあるわけですが、確かにバリアフリー上問題の面があるということも一定わかります。しかし、今私が言っております市役所の前、これと市民病院の横、あそこにつきましてはエリアがあると思います。歩道を侵さずに市民病院の前ですと川のとこ、コンクリがわたってバスのレーンが入ってますから、その分、橋の上にコンクリが引かれてあって、歩道の病院側にそのスペースが今、確保されています。その場所があれば歩行者の心配にもならないということをはっきり言えると思います。それと市役所の前にいたしましても、ちょうど市役所側のバス停の裏に、私が議員になってすぐでしたか、大きな掲示板が建てられました。それは、そのとき石垣がずっとあったところを掲示板をするというので削られたんですよね、その部分だけ、エリアを。だから、その部分で言えば、バス停の確保、歩道を侵さずにそういったことができる、掲示板ができたんですから、一般市民が使える場所としてそういう部分が、庭の部分ですね、あそこを確保することは無理ではないだろうという判断で、私、おります。この辺のところを今、理由が2つ出たわけで、その理由に対して私はちょっとお返ししているわけなんですけど、ご理解いただいて、そういう善処方があるなら、もう一度角度を見直していただいて、本当のバリアフリーの形をつくっていただけないだろうかということを切にお願いしたいと思います。  それと、2番目の障害のある子供たちに市民病院の待ち時間の改善を。これにつきましても、確かにオーダリングシステム等、さまざまな努力で待ち時間の軽減は図られてきたことを感謝しております。それと最後に言われました、初診のときが確かにたくさん待たなければいけないというのがありまして、再診のときには予約制という形は、だれにかかわらず当然今行われていますし、私も先日お世話になりました。私が今申しておりますのは、障害のある子供さんたちに対する救済措置なんです。これは最初にも、言いましたように、熱が出たらてんかんが出やすくなる子、それから多動、それから脳性麻痺、そういったもともとどういうんですかね、じっともしておられませんし、その上、えらいから病院に行ってるんであって、その上に同じように待たなければいけないということに対して、少しでも便宜を図っていただけないだろうかという、これは少数、障害をお持ちの少数の奥さんたちの切実な願いなんです。その部分に対して、もうちょっとその都度、便宜を図っておるという言われ方をされたような気もするんですが、明確にこういう症状の子については受付で、窓口で言ってもらえたら、どうもないときは言いにくいですけど、そういう状態のときには早い目に入れさせてもらうということを言ってもらえないかなと。これも何百人もおるという話ではないんで、それと病名に対しましてもやっぱり僕も素人ですし、はっきりとはわかりませんが、その辺のすり合わせを現実に困っておられるお母さん方、お父さん方とお話いただいて、本当の市民病院、市民のための病院である、民間やったらなかなかこれ言いにくいんですけど、やっぱり市民病院なんで、その辺のことが市民のニーズにこたえるという、余りお金も使わずにやり方次第ではできるのではないかという事例だと思いますので、もう一度その辺、お答えをお聞かせ願えたらと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  それと、3番目、施政方針について。私、3つに分けてようけ書いたんですけど、お答え返ってきまして、どう言おうかなと考えておるところなんですが、この施政方針に対しましても、私、前年度、前々か、13、14、15と見ています。本市の総合計画なんかも見てます。そのときに、何かをしましたと、研修をしましたということはわかります。しかし、どの年度を見ても同じような文言が並んでいる。じゃあその年度の総括はどうだったのか。何ができて何が足らなかったのか、だから今、次はこれをするんだというようなものがほとんどわからんのです。皆さんはやりました、こうでしたと言われますけど、それを感じるのは回りのもんであって、議員であって一般の市民の方がそのことを満足度が得られたのか、評価が得られたのかということが大きなこれ成果になってくると思います。その辺のことがこれまで本市では事業の総括、それの評価というものが時期的にも内容的にも、だれがするんだということにつきましても不明確であったんではないかと。これは今、多くの市町村がそういうチェックシートと言いますか、自分たちもチェックするし住民にもチェックしてもらう、そういった部分がどんどん増えてますので、これからの新しい北の都をつくるためにも、自分たちの事業がどうだったのかという評価基準について、やっぱり変えていくべきではないかと、だれが見てもわかりやすい、明らかになるものにしていくべきではないかということを思っております。これについて、またご意見いただければありがたいと思っております。  これで2回目終わらせていただきます。 ○議長(立道正規君)  病院事業管理者。 ○病院事業管理者(藤田佳宏君)  障害のある子供の待ち時間をなるだけ短くして早く診ろよと、言われることよくわかるんですけど、みんな親御さんはもうとにかく早く診てもらおうということで、早く出て来たり努力をされるわけで、もちろん医療従事者、我々を含めまして、例えばこれは早く診にゃならんという判断をしたときには、それはもう予約であろうと何であろうとすぐ診るわけであります。ですからその障害があるからという、どういうふうなものに対して早くそういうふうにするかということは、その現場の医療従事者のいわゆる判断に任せてありますので、それでよろしいですか。じゃなかったら、なかなか難しい問題があるんです。結構順番がやかましくて、あの人よりも早く私が来たのに、何で後で診るんかという文句を言う人もおるわけですね。ですから、そういうときには、この人は早く診にゃならんと判断するんで診ますんでよろしくということで、現場の人がちゃんと対応すると思いますので、それに任せてもらいたいと思います。  以上です。 ○議長(立道正規君)  市民人権部長。 ○市民人権部長(垣尾 満君)  失礼いたします。  公道が困難であれば公共施設の土地を利用して設置すべきではないかというご質問でございますが、公共用地につきましては、それぞれ利用目的でもって保有していただいておるものでありまして、他用途の使用につきましては、現状では難しい状況であると、そのように思っております。よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  総務部長。 ○総務部長(芦田 昭君)  職員研修の関係で、その評価という立場からお尋ねをいただきました。1回目の答弁でもいろんな研修を組みまして、職員の資質向上に当たっておるということは申し上げました。これは単年度で実施をしておるわけでもございません。長い間の累積でもって職員の資質の向上を図っていかなければならんということで、一朝一夕で終わるものではないというふうに思っております。積み重ねが大事であるというふうなことで、鋭意努力をさせていただき、今後も継続してこの研修については取り組んでいかなきゃならんというふうに思っております。  そうした中で、この評価という観点からお尋ねをいただきました。ちょうど本日の午前中でございましたか、杉山議員さんが西中筋西部開発につきまして、非常に国の縦割り組織の中において、地域のいわゆるギャップを市の職員が調整をしてもらって進めていただいておるという立場から、一定の評価をいただいたというふうに思っております。またそれに対する経緯も、市長なり助役の方からお話をさせていただいて、一定のご理解を賜ったというふうに思いますけれども、やはりいろんな研修形態を積み重ねる中で、こうした実績が伴っていくんではないかなというふうな思いをいたしております。表にはなかなか出にくいことではございますが、例えば今現在、市の庁舎なり市民会館なり温水プールで、NEDOの補助事業を実施をいたしております。これは、実質的には改修事業に近いような事業でございまして、省エネというものは大きな観点で取り組んでおりますが、改修事業に対する補助採択というようなことは、これはもう皆無に近い事業でありますが、こうした職員のいろんな研究のもとに、このNEDOの補助金を採択いただいて、今現在こうした財源活用も図っておると。  それとまた余談になりますが、私、前でしたけれども、ここ数年前ですが、岐阜県のある不交付団体の市の職員が本市にみえまして、視察にみえまして対応させていただいたときがございます。その不交付団体は、もちろん地方交付税の不交付団体でございますので、非常に裕福な市でございますので、いろんな事務事業をされておるわけですが、本市の予算書を見られまして、まず第1点に驚かれましたのが、国庫支出金の割合が非常に高いということで驚かれました。国の補助事業を本市が積極的に取り入れておる証拠だというふうに、私もありがたくその言葉を承ったというふうな記憶がございます。国庫補助は確かに依存財源でございまして、この財源に依存するという消極的な立場ではなしに、国の制度、補助金をいかに活用するかという積極的な態度で本市職員が対応させていただいておるといったようなことも、この本市の職員研修の一環として、1つの評価としてあらわれておるんじゃないかなというような思いもしております。  さらに去年から、接遇研修の一環としまして、電話の応対に対する研修を進めております。本年も、今現在、各、全部署におきましてこの電話応対に対する接遇研修を行っております。一定、市民の方々から、最近市の電話応対若干変わったなというような言葉もちょうだいいたしております。まだまだ不十分なところがあろうかと思っておりまして、さらにこれも、接遇研修も含めて進めていかなければならんというふうに思っております。先ほども申し上げましたが、継続的に、永続的にこの研修を積み重ねまして、市民の行政への満足度が高まりますように、努力してまいらなければならんというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  24番、荒川浩司君。 ○24番(荒川浩司君)  自席から失礼いたします。  時間は十分ありそうなんで。  まず、バスのことですね。今お答えいただきました。そのスペース、スペースの公共施設の役割があるということで、お答えいただきました。その中で、ちょっとわからんのですけど、例えば市民病院のバス停の歩道じゃない部分があって、そこに屋根をつけることができない理由といいますか、役割が何があるのかなと、つけれないということが、わかりません。それと、市役所の前につきましても、その役割があると言われましたけど、何かがダブっていてどうしようもない事情があるならわかりますけど、先ほども言いましたように、ああいう掲示板をつくられるときでも、切り込んで入りましたし、その辺の理由というものが明確にあるなら、理解もできるかもしれませんけど、その辺の答弁についてはちょっと理解ができませんので、だからそれを言われますと、最初に言われたバリアフリー化の問題ということも何だったんだろうかなという、新たな疑問もわいてきます。これについては、だれが見てもやっぱり北の都を目指すこの福知山のおひざ元の病院やその駅前は当然ですけど、市役所の前にそういうものがないというのは、やっぱり寂しいことであり、あれっと、バリアフリー以前の問題かなというところもあるんです。だから、今までは会社に任せとったけど、これからの広域的なことを踏まえて、合併されるかされんかわかりませんけど、どっちにしても厳しい状態になってくる。このときに、これまでの感覚だけで行政執行していいのかと。新たな複雑多様な市民ニーズが出てくるときに、これまでと同じ形で、同じシステムで対応されるなら、これはもう先見えませんわ。住民の地域ニーズを落とさず上げていくということも、合併の説明の中にも入ってましたけど、そのことを考えたときに、今、福知山だけでもこの問題でそういう対応をされるのなら、これからどんどん起きてくるであろう広域的な問題、それに対して行政はどう対処してくれるのかなと考えたときに、もう疑問でなりませんし、合併ってどうなるんだろうと言わざるを得ません。心配です、私。だから、それは意識を変えて、そこを変えていこうじゃないかということにやっぱり顧みてもらわな、議員としても寂しいですし意味がありませんし、これからの厳しい中を市民と一緒に乗り切るということが、何か口先だけになってしまって、市民には通じないと思っております。  このバスのことに対してですが、私、5年ほど前に三重県の鈴鹿市に視察に行ってまいりました。そこは、ご多聞に漏れず、バス路線がもう廃止寸前になり、このままではできないという中で、あるコンサルタントを入れて、そこに市の職員が2人入って、自分たちの鈴鹿の公共交通を建て直すんだということで、プロジェクトを組んでやられました。そこの例を今言うんですが、そこではバス停を地域の住民の土地とか、バスの待合室を地域の方が独自でつくられたりしておられるそうです。そして掃除も花も植えて、自分たちのバス停は自分たちで守るんだという意識を植えつけられて、今、全国でも珍しいんですけど、よい経営に変わっておる唯一のところだと聞いております。だから私が言いたいのは、いろんな問題が出てくる中で、行政知らん、会社知らん、どこも知らん、そしたらだれがするんだということを、やっぱり行政にはそのことをコーディネートする責務があると思います。できんならできんでも、できるための手だてのつなぎ役ですよね、コーディネーター、それをしてもらわなければどんどんもうできんことが増えて、この町は住みにくくなります。そこをぜひ考えていただいて、鈴鹿市の例で見るように、住民みずからがそういう自分たちの生活を自分たちで守るという意識を上げるような手だてをつくっていかな、福知山は心配です。だから、その職員の話では、やっぱり3年間かかったと言われました。それをするまでに。地域の意識を変えるまでに。だから、私たちも議員も職員さんも、もう1つ、もう一皮、二皮むけて、やっぱり住民との話し合いを続けていって、できんことをだれが問題解決をするんだということを考え直してもらえませんでしょうか。そういったことで要望になりますが、もう一遍考え直していただいて、土地は貸すさかいに、だれか建てる人があったら建ててもろてもええでとか、そういったこの行政だけで考えんと、手を伸ばした考え方をもう一度膨らませていただきたいと思います。バスの件はこれで終わります。  それと病院の件。これも院長さん、今言っていただきましたが、そのときの対応した方の判断でということは、ありがたいと言えばありがたいんですが、じゃあその判断の基準て何なんだと。非常に不明確でありますし、行く人にとってはこんなんで、この状態でええんだろうか、悪いんだろうか、どうなのかというのは、大変厳しい、わかりにくい問題があると思います。それをもうちょっと明確にしていただいて、安心して病院に行ける、子供を市民病院に連れて行ける、そういうシステムで対応を考えていただかないと、現場対応だけ言われたんではちょっと辛いものがあります。でもこの病院のそういったシステム、障害がある子にかかわらず、一定の病気で何とか早く診てもらいたいということは、調べたんですけど、他市でもなかなかなかったです。しかし、やっぱり福知山からそういったことを進めていく、それを他市が学んでいく、そういうことがあってもいいんじゃないですか。だから一遍にとは言いませんが、そういう障害を持った方々と、もっと、僕は今、子供さんの話してますけど、もっとそれはおられると思います、病気によってはそういう方が。だからその辺のことをもうちょっと前広に考えていただいて、善処していただけないだろうかということで、ぜひそういった機会を院長、持っていただきたいと思うんですけど、いかがですかね。いやいや、ふんと言ってもらえれば。いや、そんならいいです。またその辺については、やっぱりその要望を持った方の意見をしっかり行政は受けとめていただいて、善処していただきたいと思います。だから、これからどんどん複雑多様化してきますし、また当然新しい病院にも変わっていくわけですから、そういったことも改善されて、福知山の病院ってええでって、ちゃんとこういうシステムもあるでと、やっぱり行きやすい病院やな、私らが税金払うて運営してる病院やでええこったなと、絶対言うてもらえると思いますので、そういったことをもう一遍、これまでの概念はちょっと置いていただいて、新しい未来に向けて考えていただけないでしょうか。はい、それでぜひよろしくお願いいたします。  3番目、総務部長さん、いろいろ言っていただきましてありがとうございました。私が評価していないということを言うてるんじゃなしに、そういう多々言われました、先ほど。たくさんあります、私もその評価とわかっとる部分は。本当にあります。それが、今そういわれたことで、ああ、そんなこともあったんかなとわかるわけですけど、私が言いたいのは、そういったいろんな事業に対して、そういう評価の見えるものをつくるべきだという話をしておるんです。そうでなければ、何ぼ一生懸命すばらしいことをやって評価があっても、見えんもんにはこれ見えんのです、そのことに触れん限りは。だから、そういう事業形態では、これからの福知山の市政がどのように進んでいって、この事業にこんだけお金をつぎ込んだけど、これどうやったんやということがわからんもんですから、その形態自体をだれでも見れる、情報公開条例もできたんで。総務部長、あの事業、今どんなんなってますいうて、どんな成果がありました、そんならこれがファイルしてありますんで、これを見てくださいと、そしたらすべての評価、できたこともできなんだことも、今後の課題も、だれがどう思ったことも一目瞭然なんで、そういうなのをつくって市民もそれが見れる、そこが市民と行政の信頼関係につながると思いますので、そのことを私が一番言いたかったことなんです。ぜひそういったシステムに変えていただいて、これからはますます厳しくなりますので、本当に住民に協力してもらうことを考えていただかなければ、今議会でも合併問題のこととか、児童クラブとか多々ありますが、やっぱり市民に理解しにくい答弁がちょこちょこ出てきてます。そういったときに、市民は行政に対して好意は持てません。はっきりと。持てません。逆になります。そういった観念をさせないでください。協力してもらえるためには、自分たちが間口を広げて見てもろて、さあ一緒にやりましょうよと、そういったスタンスをぜひつくっていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。これで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(立道正規君)  髙日助役。 ○助役(髙日音彦君)  バスの停留所の屋根の件等で今ご質問があったわけですが、おのずから私は行政と民間とは役割分担があると思っております。役所がやらなきゃならない部分は役所がやらなきゃならない。景気が悪かろうとどうであろうと、民間会社がやっていただかなきゃならないものはあるだろうと。そしてバリアフリーにおいても、役所がするだけやなしに、社会全体がバリアフリーに向かってやっていくということの形のことが必要である。このことは荒川議員さんもご承知いただいておると。そういうふうな形の中で、そのバス停の屋根を民間が不景気なんで役所がつけたらええじゃないかと、こういう話を一方的に言われても、なかなかその論理が飛躍して大きくなればなるほど大問題を引き起こしてくるというふうな形になりますので、やはり小さい課題であろうと大きな課題であろうと、行政と民間との役割分担というものはあると思っております。  またそのバスのことにつきましても、あるいは市民を、どうしても市民の生活を守っていくという話については、バスについて、民間路線が廃止をするという場合においては、行政がそれを支援をしながら市民の交通手段を守っておるというのが、今、全国的、福知山市におきましてもそういう状況でございまして、私は一方的に景気が悪いから、あるいはここに屋根を民間がようつけんから行政がつけえとか、どうのこうのと言われても、それはできない場合があると思っております。  それから、公共施設、公共用地等を使っていろんなことをやったらどうなんだと、いいじゃないかという話ですが、それもやはり市民病院にしても市役所にしても、それぞれの目的を持って市が確保しておる土地でございます。市民病院の土地が余っておるから、それをどうしたらええやないかと、それをいろんな形に使ったらええじゃないかと、それをもし、その土地を市民病院が使うときには、前、仮につくったらそれをのけられないということもありまして、非常にそれは、そう言われてもなかなかできないということがありますので、それはご理解願いたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(立道正規君)  次に、21番、有 幸男君の発言を許します。  21番、有 幸男君。 ○21番(有 幸男君)(登壇)  平成会の有 幸男でございます。多くの皆さんのおかげで、三たびお世話になることになりました。心より御礼を申し上げる次第でございます。  それでは、通告に従いまして、質問をいたします。  まずは、日ごろから大変お世話になっております国道426号の部分改良とバイパス計画について、伺います。  国道426号は、府県をまたぐ、また我々地域住民にとりまして、生活の上、重要な幹線道路でございます。また幼、小、中、高校生においても重要な通学路でございます。特に中学校、高校生の自転車通学路として、中学校当局とも連携をとりながら、事故防止に努めておるところでございます。  平成11年の登尾トンネルの開通は、地区民にとりまして夢のようなトンネルの実現で、心より感謝を申し上げるところでございます。とともに、本市の支援による高齢者活動促進施設、里の駅みたけと、みたけ山荘の開設による交流対話への地域活性、これは大きな大きな効果がありました。深く感謝を申し上げる次第でございます。  しかしながら、従来より要望をいたしておりました地域内の危険を予測できるカーブ、それの解消と常願寺橋から小田地区、約3キロのミニバイパス計画が実現に向けて推移をしておりました。ところが数年前、京都府の事情により一時中止ということで、大きな大きな期待をしていただけに、またこれまで長期にわたって強い要望をしてきた趣旨からも、また他府県の方々よりも非常に残念がられております。この計画の後退は、交通安全対策上からも地域活性の面からも、大きく障害をきたしております。地域といたしましても、毎年欠かさず土木事務所長、また本庁副知事に強い要望を言っておるところでございます。今年は、何としてもよい返事がいただけるものと、区民一同頑張っているところでございますが、本市のお考え、また思いを伺いたく思います。  続いて、地区内の農道舗装の見通しについて、伺います。  この件については、希望地域の大半の農道舗装をお世話になってまいりました。当局の並々ならぬ努力に厚く御礼を申し上げる次第でございます。ところが、2路線が申し込みのおくれたせいもあります、いまだ未舗装のまま残っております。そのうち1路線については、部落内をつなぐ重要市道兼農道でございます。部落内の行き来、また日ごろの管理にも高齢化の進展した我が地区においては、すこぶる難渋をしているのが実情でございます。どうか、1日も一刻も早い着工を望むものでございますが、その見通しについて伺います。  次に、有害鳥獣の駆除または捕獲について伺います。  昨年の12月、農作物に被害を及ぼす野生動物を、鳥獣駆除の言葉を、動物を一方的に退治する印象を与え、適切でないとして、今後、捕獲と言いかえると、ことし5月に野生生物保護基本法案の要旨を国会に提出されました。有害鳥獣として駆除した野生動物を、できる限り苦痛を与えないで等々のいうことは、十分私も理解をいたしますが、農林業の被害を直接受けている我々としては、割り切れないものがあります。  さて、昨年秋以来今まで、以前にまして被害が大きくなってきました。春一番の山菜でありますフキノトウもワラビも、雪が消えると同時に土ぎわからなくなりました。去る3月、小学校の裏山に2種類の桜の苗木を日本花の会よりいただき、60本の植樹がされました。シカの被害がないようにということで、周囲に2メートルの高さで、400メートルの網をかけました。ところが、出てくる新芽新芽、ことごとく彼らの腹の中に入ったようでございます。いつになったら安心して作物が栽培できるか、そういう時期が来るのか、本当に困った時代になりました。そこで伺います。  昨日もこの件について質問があり、お聞きをいたしましたが、再度お願いをいたします。昨年11月15日、猟期に入りまして、ことし2月15日までの期間、本市で捕獲駆除された頭数は何頭になりますか、伺います。また、猟期が明けて今日まで数回の駆除期間があったと思います。その日数期間は何回あり、何日間か、お伺いをいたします。また、1年で何回、何日ほどあるのか、伺います。その間、駆除隊が出撃されたと思います。その人数とそしてそれの成果はいかほどか、伺います。  さらに、それに対して奨励金をお世話になっておりますが、この奨励金は金額的にいかほど出ているのか、動物の種類別にお伺いをいたします。さらに、その奨励金について伺いますが、駆除期間に捕獲された動物については、奨励金が支給されます。猟期に捕獲された動物には支給はされておりません。そこで、せめてシカだけでもその対象にしていただけないかと思っているものでございます。というのも、捕獲した印に前歯を持って帰らなければならない、そして生体は焼却か山の中に戻して土の中に埋めるかしなければ売買ができないということで、自然捕獲は避けるということになります。したがって、特にシカについて奨励金制度を考えていただきたい、このように思っております。行政としてのお考えを伺いたく思います。  さらに、最後に、丹州木材協同組合の設置について伺います。  この件については、全く私の一存で申し上げることを理解いただきたい、そして山が好きな、木材が好きな1人として申し上げたく思っております。  国土の7割を占める木材が、また森林が守られて、日本の未来が豊かになり、安全な生活が保障され、森林の恵みを木材の恵みを伝えていくことを願っている、その1人でございます。昨年7月に、京都北部唯一の福天木材市場が閉鎖になり、また組合も解散になりました。しかしこのたび、市内の木材業者が中心になり、新たな組合の設立ができ、一致協力をして北部の山を守っていきたい、市場の開催や育林、林道の開設、あっせんなど、事業計画も決定していると聞いております。それらはまさに林業家が、また我々農家が、今か今かと待ち望んだことであります。  森林は従来から我々の生活に直結した木材の生産から、空気の浄化、国土保全などの公的機能を増進する公的環境財産でございます。それに最近は、森林の持ついやし効果を高齢化社会で生かそう、林野庁では健康といやしの森づくりに支援をすると聞いております。心と体と健康づくりのために、森林の活用がそれに目が向き始めました。夕日に輝く棚田、清らかな清流、美しい里山、そして福祉が充実され、人々と交流できるいやしの場、みんなが一声かけて安心して暮らしていける地域、それは農村しかないと私は思っております。その貴重な財産を一致協力をして、府北部の山を守っていきたいという組合のために、行政としてでき得る限りの指導と支援を考えていただきたい、このように思っております。  以前、福天木材市場の場合も、長年行政的支援を受けてきました。このたびについても、以前に増します支援、指導を願う1人でございます。お考えのほどを伺いまして、1回目の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(立道正規君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  私からは、この426号線の問題を回答申し上げたいと思うんですが、おっしゃるように、府からはちょっと財政状況が悪いんで、ちょっと今のところは進捗はないようでございまして、今後、ほかの事業箇所の進捗状況を見ながら、実施可能な整備方法等を含めまして検討をしていきたい、そういうふうに府から言うてきておりますんで、もう少し待たざるを得んというふうに思っておりますので、府の土木事務所の管内全域について、検討を加えられて、緊急度の高いところから順次実施していくということで、日尾の地域においては、大体今年度、破損が進んでいる箇所はモルタルを吹きつけて、斜面の補修をするということを府から聞いておるようでございますので、危険箇所の対策については、そういうふうなことで府の状況を今しばらく待ってみてみたいと思っております。何しろこの426号は国道とは言いながら、余りよい国道ではないような感じがしますので、回って回ってしとるんですな。もう少し待ってください。  それから、このバイパス計画、これも、それは済んだんやな。  あとは部長が答えると思います。 ○議長(立道正規君)  経済部長。 ○経済部長(梶村誠悟君)  失礼をいたします。  農道舗装に関しまして、まずお答えをしておきたいと思うわけですけども、初日に松本議員さんからも、同種の農道舗装につきまして、非常に早くしてほしいんだというようなご意向をいただいております。おっしゃいますように、確かに喜多と中佐々木地区内におきまして、2地区において農道舗装が残っておるわけでございます。その状況と言いますのは、なかなか今、国、府ともに財政状況が非常に悪い状況の中において、採択していただくのがなかなか難しいというような状況になっておりまして、何とか地元の要望にこたえられますように、今後も要望を、補助要望についてしていきたいというように思っておるわけでございます。  それから次に、有害鳥獣の関係でございます。有害鳥獣の中で、駆除の期間中におけるこの頭数等につきましてでございますけども、猟期後の駆除期間と言いますのは、それぞれ区間を区切っておるわけですが、大体1か月単位で設定をさせていただいております。このことしに入ってからのその設定の期間なんですが、2月の22日から3月の21日、それを1つの区間として、それからもう1回は4月の12日から5月の11日までの期間、これが2回に分けて駆除の期間として設定をしております。その捕獲の頭数でございますけども、シカが143頭でございます。それからイノシシが49頭、それから鳥類ほかが9頭ということでございまして、合計は201頭の実績を上げておるということでございます。  それから、昨年度のこの駆除に関するところの出動関係等でございますけども、捕獲頭数等でございますけども、駆除隊の出動していただきました総人員と申しますのは、2,152人ということになっております。  それから、捕獲をしていただきました頭数でございますけども、雄ジカが160頭、雌ジカが173頭、合わせまして333頭ということでございます。それから、イノシシが175頭ということでございます。  それから、動物別ということで、ここまでなんですが、ほかにも動物おるわけですけども、ちょっとちなみに申しますとアナグマが3頭、アライグマが1頭と、それからタヌキが1頭等が上がっております。  それから、捕獲奨励金の額でございますけども、シカにつきましては399万6,000円となっております。それから、イノシシにつきましては、122万5,000円、それからアナグマが6,000円、それからアライグマが2,000円と、タヌキが2,000円というような格好で主な動物についての動物別の金額なり成果という結果になっております。  それから、福天木材の組合に対する経緯を踏まえても、その山を守るという意味において、組合の関係なんですが、まずこの福知山地方、福天地方のその木材市場というものの必要性から、現在、新たに組合が設立されておるわけでございますけども、今後、地域の林業振興の発展のために、行政として何をすべきか、十分今後検討していきたいというように思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
     以上でございます。 ○議長(立道正規君)  21番、有 幸男君。 ○21番(有 幸男君)  自席から失礼をいたします。  1つだけ伺います。猟期の捕獲された奨励金について、回答がなかったと思いますが、そのことを1つお願いします。 ○議長(立道正規君)  経済部長。 ○経済部長(梶村誠悟君)  失礼しました。猟期の奨励金を出して、何とかこの頭数が上げられないかというご質問がございまして、まことに申しわけございません。ちょっと飛ばしておりまして、まことに申しわけないんですが、駆除と狩猟というものにつきましては、基本的に趣旨が違うと言いますか、狩猟というものにつきましては、個々の猟師の皆さんが趣味でやられる場合、あるいは収入を得るための手段として行われておるわけでございまして、その狩猟行為自体が、確かに間接的には林業、農林関係のその有害鳥獣関係の被害を軽減することにはつながるわけですけども、やはりこの趣味と収入ということを考えるなら、この本来の目的とはちょっと異にすると言いますか、異なっているのではないかというように思っております。すなわち、有害鳥獣の奨励金について、駆除と同じような扱いをして猟期間中の捕獲について奨励金を出すということについては、適当ではないのではないかというように思っておりまして、やはりこう一定の線引きをさせていただいておるということでございます。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  21番、有 幸男君。 ○21番(有 幸男君)  自席より失礼をいたします。  それぞれに回答をありがとうございました。  これから申し上げることは、すべて私の、また地域の心からの要望として申し上げたく思っております。というのも、一朝にしてできることではないということは十分承知をしております。また、将来的に長く世話にならんなんということもありますので、今回はまた機会あるごとにお願いをするということで、よろしくお願いをいたします。  まず、国道426号の改良について伺いました。事情により一時中止の声を聞いたときは、本当に言葉にならないショックでございました。年々交通量は増加するし、あるカーブでは1年間に6台も事故がありました。またあるカーブでも、同じ場所で同じような事故が起きております。冬季になったらなったで、また同じ場所で同じような事故が起きております。この冬も、一朝に7台も関係する事故が起きてびっくりしたことがありますが、一番心配しておりますのは、自転車通学をしている中高生でございます。ことしより新しい中学校が建設が始まりました。区民一同、心より喜んでいるところでございますが、また生徒たちも希望も新たに通学をしておる、このように思っております。その生徒たちが、万が一にも不幸な事故が起きないように、1日も早い改修を望んでおるものでございます。それぞれの地域の活性は、まず道路がよくなり、そこに住む人々が希望を持って生活ができる、まずはそのことが第一と思っております。私たちの思いは、そして安心して暮らせることができる本市の力の限りの支援をお願いをするとともに、川口、三岳の強い強い要望として申し上げておきます。  続いて伺いました農道舗装の件についても、同じような様子で国と府の事業見直しなどでのびていることは察しがつきますが、高齢化と競争をしながら、また痛い腰をさすりながら、痛い足を引きずりながら、年間2回も3回も草刈りをしている、そのような姿を見るときに、何としても1日も早い1メートルでも2メートルでもできないものかということで、無理を承知でお願いをしておるところでございます。そういった地域の事情も理解をいただき、どうか力を貸していただきたい、このように思っております。  続いて、有害鳥獣のことについて伺いましたが、行政の努力、支援にもかかわらず、また我々の努力にもかかわらず、彼らには関係なく、昼と言わず、そして夜と言わず、本当に困ったことになりました。彼らに対しての山の状態の悪さ、そのこともたしかでございますけども、それにしても彼らの個体の増加が一番我々としては問題のように思われます。以前なら、すべてが売買取り引きの対象になっておりました。近年は、シシのことでございますけども、12月までに捕獲されたイノシシは、2、3歳の雌が取り引きの対象になっております。1月以後は3分の1以下の単価で取り引きがされるようでございます。シカについては、4、5歳のものがときたま取り引きの対象になって、それ以外はまずはだめとのことでございました。これでは捕獲の対象にされないのが当たり前で、個体の増えるのは当然と思われます。したがって、シカだけでも支給の対象にしていただきたく、お願いをいたしました。経済的な大変な時期に無理なお願いをするということで、重々それは承知をしておりますが、農林業活性の意味からも、ぜひ今後も考えていただきたい、このように思っております。  最後に、木材組合の設立について伺いました。国土の7割を占める森林が守れてこそ、国土保全ができ、最近では森林の持ついやし効果が心と体の健康づくりのために、そしてその活用が改めて考えられるようになりました。その貴重な公的環境財産を一致協力して守っていきたい、自ら立ち上がって組合はまさに貴重な存在でございます。私も喜んで本当に喜んでいる1人でございます。行政とされても、この貴重な存在を、組合を、将来に向かって限りない発展のために、できるだけ支援を指導を考えていただきたい、このように思って申し上げました。現在、幸いにしてその努力により、森林組合が頑張っていただいています。それらと並行して、この組合も大切に大切に育ってほしい、心より願ってまた要望をいたしまして、質問を終わります。本当にありがとうございました。 ○議長(立道正規君)  次に、12番、足立 進君の発言を許します。  12番、足立 進君。 ○12番(足立 進君)(登壇)  日本共産党市会議員団の足立 進です。通告に従いまして、質問を行います。  最初に、農業委員会の今後のあり方について伺います。  農業委員会に関する懇談会の報告書が農林水産省経営局長の私的諮問機関として設置され、6回の懇談会で取りまとめられたものです。これは、全国農業新聞にも掲載され、また農業委員には、5月6日の農地部会で資料が渡されていました。これに基づいて、近畿農政局と本市農業委員との話し合いが6月6日にありました。私はこの話し合いに参加できませんでしたが、感想を提出をいたしました。この懇談会の内容は、平成14年4月に策定されました「食と農の再生プラン」に沿って、農林水産政策の見直しがされ、農業委員会制度と関連性の高い農地制度の検証、見直し、米政策の抜本的改革が盛り込まれています。また、農業委員会制度については、市町村合併の進展への対応や、国と地方の事務事業のあり方、及び地方における農政の推進機関のスリム化等の観点から、地方分権改革推進会議や、経済財政諮問会議等において取り上げられた事項についての検討も課題となっており、これからの農業委員会の基本的な方向を明らかにすることが目的となっています。  さて、ここで伺いますが、本市の農業の現状と委員会組織を見たときに、今回の議論の中身が本市の農業委員会に与える影響はどんなものがあるのか、伺います。また、現在の農業委員会は、農業関係者が農業政策で国や自治体に意見を反映させることを大事な仕事にしてきました。同時に、農地の転用や売買、貸し借りなどに対する許認可の権限を持つ行政委員会として、その権限や機能を最大限に生かし、地域農業を推進し、農家の利益を守る積極的な役割を果たしてきています。このような立場から、今後の農業委員会のあり方について、本市の考え方はどうなのか、伺います。  2つ目に、食農教育と学校給食について伺います。  子供たちが農作業の体験や食品加工の学習を通じて、地域農業や地域産業について理解を深めること、また給食の食材である米や野菜がどのように生産されてくるのかを学習し、食物の大切さを感じることなどが食農教育だと理解をしています。今、社会科と理科の内容を一緒にした授業が総合学習として行われていますが、各学校においてこの食農教育がどのように進められているのか、伺います。また、食農教育を進められる考え方について伺います。また、食農教育がもたらす成果と課題は何があるのか、伺います。  次に、学校給食との関連で伺います。  今、全国の自治体で、生産者の顔が見える、地元産の食材を使うところが増えてきています。生産者にすれば、子供たちが食べているということで安全な栽培に心がけますし、子供たちにすれば、市内の農家が生産し収穫された米を食べているということで、農家の方への感謝の心を育て、先ほどの食農教育の面でも期待されているのではないでしょうか。本市では、地元産の食材を使用することに、これまでも努力していただいていますが、より一層の量の拡大を図ることで、本市の農業振興にもつながってくると思います。改めて地元産の使用量を拡大する考えがないのか、伺います。  次に、拝師地域で和久川沿いに放置状態になっている廃棄物について伺います。  当初、この場所での事業は、取り扱いの許可の時点では収集業だったのが、その後、土地を拡大し、木造家屋の解体時の粗大ごみなどが持ち込まれ、放置されている状態です。そして北側は和久川の堤防に当たる道に面していますし、反対側は農道に面しており、崩れないように鉄板が打ち込まれていますが、鉄板は曲がりいつ倒れるかわからない状態です。最近、この事業所が倒産したと聞かされています。廃棄物は山積みになっており、周辺部への環境悪化が懸念されます。これまでの行政指導がどうだったのか、また今後の対策をどうされるのか、伺います。  次に、住宅改修助成制度の創設について伺います。  今なお低迷が続いている経済状態の中で、建設労働者の方々は仕事がなく、困っておられます。福知山市統計書において、建設業の事業所数が平成3年度が508とピークとなっており、平成13年には425と、10年前と比較しますと84%に減少しています。これは仕事が減少しているあらわれではないでしょうか。市民生活において、衣食住の中で最後まで控えるのが住ではないでしょうか。このような状況の中で本市では、今年度、高齢者支援住宅促進事業が創設されました。介護保険での住宅改修費として20万円が上乗せされます。助成基準は要支援から要介護までが1万円、要介護4から要介護5までが6万円となっており、高齢者や家族の皆さんに喜ばれるものであり、同時に仕事づくりにもつながっていくと思いますが、この間の申し込み状況がどうなっているのか、どのような形で市民に案内がされているのか、伺います。  次に、建設業者の仕事づくりとして、住宅改修助成制度の創設について伺います。  既にこの制度は、府内では京田辺市、網野町、加悦町で行われています。昨年度から行われています網野町では、14年度当初予算で200万円、対象工事の経費総額が30万円以上で、工事内容は居住目的の住宅の修繕、補修、もようがえ、増築工事、敷地内におけるフェンス設置などであります。助成金額は工事経費総額の10%以内で、最高10万円で、申し込み資格は住民登録を有し、町税等の滞納のない方となっています。実際に申し込みが多く、9月補正で400万円が追加されています。本年度は当初予算で400万円が組まれています。今、本市においても高齢化社会の中で、バリアフリー化の願い、また住宅の耐震性の強化などで、住民の願いは大きくなってきているのではないでしょうか。その点からも、住宅改修助成制度は、住民からも喜ばれ、同時に業者の皆さんの仕事が増えることにつながります。さらに最近は、悪質な業者が住宅の改修修繕でひとり暮らしの高齢者宅を訪問し、その結果、何らかの被害も出てきており、その対策が求められていますが、この制度を利用されれば、地元業者が対象になり、施工依頼者は安心して仕事を依頼することができます。改めてこの住宅改修助成制度を進められる考えがあるのかどうか、伺います。  次に、消防職員の安全確保について伺いますが、昨日の火災でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたしますとともに、自宅を消失されました方など、被害に遭われました皆さんにお見舞いを申し上げます。また、消火活動や夜間の警戒に携われました消防団員の方々、消防職員の方々に敬意を表します。  さて、私は先日、神戸で起きました住宅火災の消火活動で、消防職員が3名殉職という痛ましい事故があったことに関連して、本市での消火活動について伺います。市民の生命、財産を守る使命に日夜勤務しておられます消防職員の皆さんに、改めて敬意を表しますとともに、今回の事故を通じて、消火活動が命がけで行われていることを実感いたしました。今回の事故について、まだ十分な解明がなされていませんが、尊い命が奪われてしまうということは、二度と再び起こしてはならないことだと思います。そこで伺いますが、普段の訓練において、消火活動のマニュアルがあるのかどうか、またマニュアル以外で今後の対策をどう考えておられるのか、実際の消火活動において十分な人員の確保が図られているのか、また過去の消火活動で職員さんの公務災害の状況はどうなっているのか、伺います。  次に、福祉バスについて伺います。  この福祉バスについては、各種の団体が日帰りで研修、親睦などの目的に利用をされています。現在の使用は老人クラブが多いと聞きますが、高齢者の皆さんは日本の高度経済成長時代を支えてこられた方です。余生を生き生きと過ごしていただきたいと思います。また、この地方の周辺には、温泉施設や歴史探訪ができるところがあり、安心してしかも安価な費用で参加できる手段として、福祉バスの利用はもってこいだと思います。今後も引き続き有効に活用されることの願いから質問をいたしますが、まず1点目として、行き先が遠方にとの要望について、バス運行の延長を図っていただけないかどうか、また現在の利用状況で年間の稼働日数、主な使用団体はどうなっているのか、伺います。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(立道正規君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  私からは、農業委員会の関係する問題だけをお答えをいたしまして、あとそれぞれ消防長なり、ほかの経済部長、福祉部長が答弁をいたします。  この農業委員会に関する懇談会というものは、国や地方公共団体の厳しい財政状況のもとで、より一層の財政組織のスリム化を図りまして、農業委員会の活動の見直しだとか、資質の向上を求めているわけでありまして、現在、農業委員会系統組織による組織の検討と意見の集約がなされておりまして、その結果を見守りたいと考えておりますけれども、私としては、本市の農業委員会の組織でいいのではないかというふうに思っております。農地転用の問題だとか、いろいろご苦労はあろうと思っておりますけれども、報酬も大分上がってきていますので、農業委員さんだけはちょっと配慮したと思ってるんです。そういうこともあるんで、ひとつよろしく。 ○議長(立道正規君)  教育委員会理事。 ○教育委員会理事(藤田正博君)  先ほどの食農教育についてのお答えを申し上げます。  まず最初に、総合的な学習の時間で食農教育に取り組んでいるかというお話でございますけれども、食に関する取り組みや体験活動につきましては、総合的な学習の時間すべてを使ってどの学校もという形にはなっていませんけれども、その時間を使う学校もあり、また低学年の生活科の授業の中、さらには各学校勤労教育なり生産教育の中で施行しているのが普通であります。  食や農業に関する特色ある取り組みを紹介しますと、アイガモの農法によりますもち米をつくっているとか、あるいは京都府から食に関する指導の実践モデル校の研究指定校を受けまして、朝食抜きとか、1人で食べる個食の食事、あるいは同じ物を毎日食べる、これは言葉が、字が違いますけれども、そのような食事に改善に取り組んでいる学校もあります。  2つ目の質問でございますけれども、学校教育の中で食農教育を進める考え方はというお話でございました。この食農という言葉自身が、今、農林水産の絡みの業者の団体の皆さんとか、あるいは一部の学校では教育関係でも使われているようですけれども、本市におきましては、今、食農教育という言葉は使っていません。しかし、食文化に関心や興味を持ったり、農業に限らずさまざまな体験活動を行うことは、今、求められております自ら学び自ら考える力、常に21世紀を生きる子供たちをどう育てるか、すなわち生きる力を育てるということで、大切なことだというふうに考えております。このような考えのもと、各学校におきましては、従来から食に関する指導やさまざまな体験活動を、学校教育全般に位置づけまして、生きる力の育成に努めております。  さらに、3点目のお話でございました食農教育の成果と課題はどうだろうかと、こういうご質問でございますけれども、食に関する取り組みは文化にかかわることでありまして、一朝一夕に結果が出せるものではございません。また、農業の体験を始めとする体験活動につきましても、1回の体験で成果が得られるものではないと、このように思っております。毎年、あるいは1つスパンを考えまして、繰り返しさまざまな体験を積み重ねて、初めて成果があらわれるというものであると考えております。したがって、長い目で見ていただきたいと思いますとともに、改めまして、課題につきましては、食に関する指導、体験活動とも保護者の皆様のご理解なり、体験活動を受け入れていただきますその先の理解及び準備に時間がかかるということもあります。午前中の答弁でいろいろお話ございましたけれども、体の問題なり健康の問題、あるいは体力向上の問題についても、それに続くところでありますから、根底の問題であると考えております。  さらに、今度は給食にかかわって、地元産のお米をと、この拡大のことがございました。地元産の米や野菜を学校給食に利用することは、子供たちの食と農の理解促進に有効でありまして、地産の地の消費を進める観点から有意義であると、こういうふうに意義があると思っております。米につきましては、現在は京都府給食会から京都府北部産の北部産米です、北部産の福知山産も含まれておりますけれども、そのブレンド米を購入して使用しているところであります。地元産の米を独自で購入するということができますけれども、京都府生産者団体からの助成が1キロ当たり9円出なくなることがありますし、地元産米との格差のため、さらに負担増となり、児童生徒の給食費の値上げが必要となります。野菜につきましては、地元産野菜の出荷時期や使用量の関係もありますが、できる限り地元産の野菜の使用に努めていきたいと考えています。また年間を通した地元産野菜の使用率は、20%前後と今にとどまっております。  以上です。 ○議長(立道正規君)  環境推進室長。 ○環境推進室長(岡田泰博君)  拝師地区の廃棄物の対策についてでございますが、これまでのどのような指導ということでございましたが、野積み廃棄物の撤去と適正処理、飛散流出防止、囲い堰倒壊防止などの廃棄物処理法に基づいた指導を再三にわたりまして、福知山保健所と連携し行ってまいったところでございます。この業者が倒産ということでございますが、廃棄物の撤去といわゆる原状回復を継続して指導するものでございますが、堆積物の崩落、塀の破損、汚水の発生など、生活環境への支障やさらなる不法投棄等も心配されておりまして、これらの事態への緊急な防止措置をもあわせて指導してまいりたいと、このように思っております。あくまで行為者責任で改善を図ってもらうものとして考えておりまして、そのことが実現するまで、福知山保健所と連携しながら、粘り強く指導を行ってまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  福祉部長。 ○福祉部長(小西健司君)  高齢者の支援住宅促進事業の広報につきまして、お尋ねがございました。本年度より新たに創設いたしました市の独自制度でございますが、本年4月の『広報ふくちやま』に、予算の説明広報の中でこの事業につきまして掲載をいたしましたし、また7月号に事業の内容、申請方法等を再度市民の皆さんにお知らせをする予定としております。なお、申し込みのことについてお尋ねがございましたが、この制度は本年4月以降に着工した事業を対象としておりますので、現在の申し込み受付をしておりますのは1件でございます。  それと、福祉バスの利用につきまして、バスの使用状況でございますが、14年度につきましては稼働日数が138日、それから使用団体は126団体を数えております。福祉バスという性格でございますので、主な使用団体は老人クラブでありますとか、地区の福祉推進協議会、そしてまた障害者の団体の皆様方にご利用をいただいております。  それと、もう少し走行エリアを広げるようなことは考えられないかというお尋ねであったと思いますが、福祉バスにつきましては、福祉団体等の活動の目的達成に必要な事業についてご利用をいただいておりますが、公平な利用ということが、これは大切でございますので、一定内規を定めております。しかし、利用の皆さん方と相談をしながら、コース等も設定をしておりまして、この福祉バスが有意義な活用ができますように、今後も利用団体の皆さん方の声を聞きながら運行に努めてまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  建設部長。 ○建設部長(眞下敬史君)  住宅改修助成制度の件でございますが、府内で2、3の市や市町が実施しておるようでございますが、これは住宅の改修修繕、増築と30万以上の経費を要する工事を市内の建築業者に発注する場合に限定し、経費の10%に相当する額を10万円を限度として助成するというような制度のようでございます。建築業者の受注機会の増加、これは不況対策支援制度として取り組んでおるようでございますが、個人的な施策というようなこともございますし、もう少し他府県の例等も勉強しながら、慎重に研究をしてみたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  消防長。 ○消防長(芦田正夫君)  消防に関しましては、消防職員の安全確保についてをお尋ねいただきました。  昨日の火災につきましては、まことに残念なことでございまして、議員さんとともにお亡くなりになられた方のご冥福と、被災された方のお見舞いを申し上げるところでございます。  また、神戸市での火災につきましては、まことに悲惨なことでございまして、謹んで哀悼の意を表したいというふうに思っております。また、神戸市の例につきましては、特殊な事故ということではなくて、どこででも起こり得るものであるだけに、さらに消防職員に対しまして注意を喚起したところでございます。  本市におきましては、マニュアルということでございますが、福知山市消防本部警防活動規程というのを例規集にも載せさせていただいておりますが、それをマニュアルとして消防活動を行っているところでございます。また、予算にも上げさせていただいておりますように、消防学校や消防大学校などへの専門教育の受講や、それから昨年お世話になりました京都市への職員の派遣、そういった研修による知識、技能の習得に努めるとともに、定期的な訓練を実施することによって、的確な消火活動と安全確保の徹底を図っておるというところでございます。教科書で教えたことを実際に身につける訓練ということで、頭と体の両方からの訓練をしておるということでございます。  それから、過去の消火活動での負傷状況はということでございましたが、平成5年に市内の建物火災の現場で、消防隊員が右手に軽い切り傷を負って以来、事故は発生しておりません。また、消火活動の安全確保はされているかというふうなことでございますが、現在、使用させていただいております防火服につきましては、極めて安全性の高い防火服を全職員に配布させていただいております。火災現場において、屋内侵入を行います隊員には、全員に空気呼吸器、携帯無線機、それからレスキューコールと言いまして、一定時間動作がとまると警報を発するというものでございますが、レスキューコールを配備し、安全の確保に最善を尽くしておるところでございます。また、現場指揮本部体制を確立させ、安全監視員を配置するなど、安全管理の徹底も図ることとしているところでございます。  今後の対策でございますが、神戸市での火災の発生後、直ちに安全確保についての内部通達及びこの火災に関する検討会議を行うなど、改めて安全管理体制の再確認を行うとともに、現在、各種災害活動基準を策定中であり、今後も引き続き危機管理に対する認識を高めていくつもりでございます。  現場での人員確保はどうかということでございますが、国の基準によります本市の消防職の定数は137名ということでございまして、条例定数は104名でございます。実人員は102名ということでございます。国が定めます消防力の基準で示した数値をもとにいたしまして、火災の予防、経過及び鎮圧、救急業務並びに人命救助等を行うために必要な施設及び人員の水準を、市町村の諸事情や実情を加味して、自ら決定し計画的な整備を進めていくこととされております。このことに基づいて、本市の条例定数が定められておりまして、本市においては今申し上げましたとおり、基準数からも条例定数からも下回っておるというのが実情でございますが、ただいま申し上げました消防装備の近代化や出動態勢の創意工夫などを図りながら、災害現場活動を実施しているというところでございまして、大規模災害への対応につきましては、広域応援体制も確立しているところでございまして、以上のようなことによりまして、現場での人員につきましては、現体制で臨みたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  12番、足立 進君。 ○12番(足立 進君)  自席から失礼いたします。  各項目に回答いただきました。最初からいかせていただきます。  市長、農業委員会の報酬は据え置きということだけでございまして、上がりはしておりません。  それと、仮に見てますと、合併との関係と言いますか、やはり今の財政事情と言いますか、そういうことで国が進めようとしている、本当に日本の農業を切り捨てるところで、あわせてありますので、やはりその合併との関係で言うたら、同じ人数で広い面積を見ていかんなんというとこらが出てきます。ここら辺での言うたら本市の農業委員会としては影響が出てくると思いますので、そこら辺の考えをお聞かせください。  そして、食農教育、細かくアイガモのもち米とか言っていただきました。本当に各学校、小学校のホームページでもそれぞれ各学年、いろいろな取り組みがなされているのが見させていただきました。今後もやはりそういう農業だけでなくて、やっぱり歴史的な関係もその地域のことを知るというふうなことでも必要だと思いますし、何分、今の時代、家での経験が少ない、乏しい中でのそういう学習面での教育の場で行われるということは重要やと思います。今後も一層、進めていっていただきたいというように思います。  学校給食のところでは、使用量の20%ということでございました。実際に、今月の献立表を見てますと、前半にはタマネギが結構使われております。もう既に収穫等も済んできておりますし、そういう中ではやはり地元産のものを使っていただきたいというふうに要望いたします。それぞれのやっぱり連携というのもあると思いますので、業者さんの方にも地元の要望というか、使っていただくというふうなことでは、やはり生産サイドともそういった協議をしていただきたいというふうに思うわけですが、その点での考え方をお聞かせください。  それと、米の問題では、私は京都農協の組合員ではないんですけど、京都農協の組合員さんのところには、パートナーというのが3月号がいっておりまして、園部町の取り組みが載っております。その中では、農林水産省、文部科学省厚生労働省の3省が2002年11月に、食育推進連絡会議を設置いたしましたということで、やはりそういう食育教材ということで、地域の農業、文化を見直す学校給食が絶好の食育教材になるとの考え方で進めておるというふうなことで、見たら福知山の組合員さん、かなりこの記事は見ておられると思います。生産現場ではれんげ米ですか、そういうのをつくった中での米を使っていると、そして本当にちょっと痛いですけれど、父母の、保護者の負担は起きております。やはり進めてもらう中では、やっぱりそういうふうなところもバックアップしてもらえたらありがたいというふうに思います。  今後、やはり今さっきも言わせてもらいましたんで、こういうやはり国のところでは、そういった3つの方の省庁が集まってやっているというふうなこともありますし、子供の、午前中の話でも今言われましたけれど、こういう健康面とも関連しますので、やはり給食センターとかやはり保健の関係とかいうふうな面で、一緒になって考えていっていただけたらというふうに思いますし、改めて学校教育の中で、給食の持つ役割と言いますか、そういうふうなものの考え方ですね、ちょっとお聞かせ願いたいというふうに思います。  それと、廃棄物の関係は聞かせていただきましたけれど、あくまで事業者の責任ということなんですが、収集業との許可がおりた時点での京都府の見解がどうだったんかなというふうに思うわけですが、その点、聞いておられたらお知らせいただきたいというふうに思います。  そして、住宅改修助成制度ですが、何回かにわたってこの質問をしてありまして、市長の方も、3月議会ではいい答弁、本当にいい制度である、今後の研究課題としたいということで、きょうは慎重に検討するというふうなことで、結構検討が長いなというふうに思います。先ほども言われた中に、不況対策の支援と、ほんまにそうやと思います。今、各周辺部での改修なりそういった事業所さんもチラシを、広告入れてそして行っておられますし、本当に改修しているところでは、どこの事業所さんがしておられるというのがはっきりわかるような看板も設置されて、通りがかりに見させていただいております。網野町では昨年、予算額は言いましたけれど、全体としては昨年600万円の税金で、総額としては1億6,000万円の事業費になっております。倍率では17.6倍の事業量になっております。30万円で言われたのは多分、京田辺やと思うんですが、ごみの分別の関係では、電気生ごみ処理機ですね、あれも補助をされましたし、個人的なそういう支援というふうなことも言われますけれど、やはりそういう中で、業者さんの仕事、そしてそれに付随する資材の動きも出てくると思います。やはりこれだけ停滞している中で、その税金を投入したことによって、やはりいろんなことで人の動きもですし、物の動きも活発になるというふうに思いますので、ぜひ考えていただきたいというふうに思います。  それと、言わせてもらいましたように、やはり地元の業者さんが登録ですので、間違ってもよその業者も入れないと、公共事業の中でも地元の発注ということがよく言われますが、やはり地元のそうした業者さんを守っていくという立場が貫かれていると思いますので、ぜひ検討を、本当に実施に向けていただきたいというふうに思います。  あと、消防署の安全確保については、細かく言っていただきました。定数は国のところでは137名、実際のところは102名という、そしたら本当にそれでいくといわれましたけれど、実際のところの火災での十分なその人数、行った、出動されたところでの本当に十分にそれが行われているのか、改めてお聞かせ願いたいと思います。実際、どれぐらいの人数で、昨日も総務部長の方からも言われましたけれど、その火災によっては木造があれば、また違う火災等もあると思いますので、その点でお聞かせください。  そして福祉バスの関係では、老人クラブとか地域の福祉協議会、そして障害者団体というふうに言われましたけど、ヒアリングのときには市の方も使われるんやというふうなことも言われました。そういう場合に、運転手さんは委託をされてますよね。この10年度は138日ですけれど、実際その最近になったらやっぱりもっと増えているんではないかというふうに思いますので、そういう運転手さん、何回も出動されたら、やはり疲れるときもあられるんじゃないかなというふうに思いますので、そういうふうなときの対応はされているんかと、かわりの運転手さん、万が一のときの、そのことと、市が使われたときの運転手さんはどうなのかなというふうに。市が使われたときの運転手さんはだれが、その方がしておられるのかどうか、そのことを聞かせていただいて、2回目の質問を終わります。 ○議長(立道正規君)  教育委員会理事。 ○教育委員会理事(藤田正博君)  先ほど2つまたご質問いただきましたので、そのことについてお答えします。  最初の地元産のお米を云々という話でございましたけれども、このことにつきましては先ほど申し上げたとおりでございますけれども、京都府給食会などとの連携のもと、十分考えさせていただいて、可能なものがあればという範囲で今後努力いたします。  また、旬の野菜のパーセントのことも申し上げまして、議員さんの方からも今、お話がございましたけれども、ここ数年ばかり、旬の野菜なり旬のものを使ってメニューを考案し、できるだけそれを使うという方向で給食会の方、進めております。今後もその方向で臨みたいというふうに思います。  さらに給食にかかわる考え方でございますけれども、これはもう十数年、つまり平成になった時点も含めてですけれども、食文化、つまり自ら考え自ら自分の体をつくっていくという方向でございます。文部科学省の方向もそうでございますし、現在も要は21世紀を生きる子供、特にセレクト給食なりでもございまして、その中で自分の体に合った食はどんなものであろうかと、このようなことも考えさせつつ、ただ給食をああやって食べておるという形ではございません。なかなかしかしそうは申しますと、この部分につきましては難しい問題もございますけれども、方向はその方向で進んでおります。  以上です。 ○議長(立道正規君)  環境推進室長。 ○環境推進室長(岡田泰博君)  拝師の件でございますが、産業廃棄物収集運搬業の許可につきましては、平成13年9月21日をもってこの期限が切れているというふうにお聞きをいたしておりますし、内容としましては、平成9年の廃棄物処理法の改正以降、堆積物が増えてきたというふうにお伺いをいたしております。現在、この当事者とそしてまた当事者の代理人であります弁護士さんに文書なりで協力依頼、そしてまた注意を行ってまいっているというふうに聞かせていただいております。  以上です。 ○議長(立道正規君)  経済部長。 ○経済部長(梶村誠悟君)  農業委員会の組織に関しますところのことなんでございますけども、本市の農業委員会と申しますのは、中部、東部、西部、南部、北部というその5つの選挙区から22名の委員さんが選出されておるわけでございます。その委員さん、1人当たりのその担当というわけではないんですが、農家戸数と申しますのは、大体157戸ぐらいになります。この数字といいますのは、京都府の平均というのは57戸ぐらいなんですね。ですから、約3倍ぐらいの農家戸数になっておるということになっておりまして、組織のスリム化という点においては、現在の農業委員会の組織が必要であるというように思っておりまして、先ほど市長が申しましたように、現状を維持というような考え方を持っておるということでございます。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  福祉部長。 ○福祉部長(小西健司君)  福祉バスの運転手の件でお尋ねがございました。ドライバーにつきましては民間に委託をしておりますので、例えばAという運転手さんが都合が悪いということになりますと、かわりの運転手さんを派遣をしていただいております。  また、市が使う場合はどうかということでございますが、それも同様に民間の運転手さんにお願いをして運行をしていただいております。  以上です。 ○議長(立道正規君)  消防長。 ○消防長(芦田正夫君)  少ない人数で十分な消火活動がということでございました。建物火災の場合は、昨年、一昨年ですか、お世話になりました水槽付消防ポンプ自動車というのが先行して行きます。そのあとを追いかけまして、消防ポンプ自動車というのが行きます。大体通常の建物火災の場合は、水槽付ポンプ自動車とポンプ自動車、水槽付というのは、中に水を持っておるやつでございます。ポンプ自動車というのが持っておらへんやつでございますが、その2台が一応ペアになって出動いたします。そして火災に最も近いところにその水槽付ポンプ自動車が到着して、タンクの中の水を使ってまず消すと、それで足らなんだ場合は、あとからついて来たポンプ自動車がそれに水を補給しながら、そのタンク付のであっちやらこっちやら囲んでいって消すというふうなことでやっております。申し上げましたように、2隊行きますので、9名、最初の建物火災の場合は出動するということでございまして、昨日の火災でしたら5隊、21名が出ております。東分署なり北分署、それからまた消防署におった分がすべて、すべてと言いますか、きのうの場合でしたら東分署から2隊、北分署からも1台で1隊、お世話になって出てきておりまして、きのうの場合でしたら先ほど言いましたように21名で消火活動をしておるというふうなことで、先ほど申し上げましたように、消防のそういったポンプ自動車とか水槽付とか、そういったもののより近代的なものを導入していただいたり、また服装もそういった安全性の高い服装を購入していただいたりしながら、現体制で臨んでいきたいということで、そういった工夫も最初に水槽付を走らせ、そのあとをポンプ自動車を走らせるといった、それも我が消防隊の工夫の1つでございますが、そういったものを取り入れながら消火活動に努めておるということでございます。  以上でございます。
    ○議長(立道正規君)  12番、足立 進君。 ○12番(足立 進君)  自席より失礼いたします。  改めて回答ありがとうございました。  本当に消防については、今細かく言ってもらいましたし、現場での指揮というもので大分変わってくると思いますし、そこら辺やはり安全に心がけて消火活動を行っていただきたいというふうに思います。  それと、農業委員会のところでは、3倍の農家戸数やというふうなことで、スリム化にはやっぱり逆の流れとしては、そういう懇談会の流れがあると思います。本当にこの本市の農業と照らし合わせた場合に、私も参加できませんでしたが、私もぱっと1回見た中で、本当に逆の流れやなというふうに思いました。参加できませんでしたが、参加した人に聞きましても、怒られますけど、これはもう、逆の批判的な意見があって、当日は聞いて帰っただけというふうなことのようでございました。本市の農業を守るという立場では、やはりこういった今の流れを食いとめるといいますか、やはり実態に合った施策をしていただきたいというふうに思うわけでございます。そういう立場でこれからも進めていっていただきたいというふうに要望としておかせていただきます。  あと、住宅改修の方でちょっとまだもらえんかったんですけど、実際にその行われているところの施策を実際、ほんまにちょっと調べていただきたいというふうに思います。依頼をされている方もどういうふうなメリットがあって、そしてあとあと業者さんの方にも事業としては増えてきますし、そういった事業者さんのところが活発になれば、やっぱり市税の方も入ってくると思いますし、増えてくると思いますので、そういうふうな観点で一度、本当に真剣に検討していただきたいというふうに要望させていただいて、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(立道正規君)  この際、暫時休憩いたします。  再開は、午後3時25分といたします。                  午後 3時09分  休憩                  午後 3時25分  再開 ○議長(立道正規君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、5番、芦田弘夫君の発言を許します。  5番、芦田弘夫君。 ○5番(芦田弘夫君)(登壇)  福政会の芦田弘夫でございます。  本定例会の一般質疑の最終日最後の質問登壇でございまして、皆様方におかれましてはお疲れのことと思いますが、いましばらくご辛抱をいただきたいというふうに思います。  最初に、一言御礼を申し上げます。去る4月の市議選には、市の理事者の皆さん方を始めといたしまして、大変なご支援を賜りまして、本当にありがたく厚く御礼を申し上げます。本市あるいはまた地域の住みよいまちづくりのため、頑張りたいという所存でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして質疑に入りたいと存じます。  まず、防火防災の諸問題についてでありますが、自主防災組織について。  政府の地震調査委員会は、琵琶湖西岸断層帯で発生する地震の長期予測をまとめましたが、それによりますと、将来最大でマグニチュード7ないし8程度の地震が起きる可能性が指摘をされました。しかし、確立につきましてはまことに低いとされながらも、いずれにいたしましても、備えあれば憂いなしということであり、日ごろから十二分の対応が必要であるということは、言をまたないところであります。きのうも内記1丁目で火事がありました。ご冥福とお見舞いを心から申し上げたいと思います。  防火体制につきましては、市消防及び消防団として日ごろたゆまぬ訓練を重ねられ、また昨年は、高性能、高機能を有し、また価格的にも高額なはしごポンプ自動車を導入され、人、機械、ポンプ車ともに充実を図られているところであります。  ところで、阪神淡路震災のような大きな災害と言わなくても、交通麻痺をもたらすような事態がいつ起こり得るかわかりません。そういう場合、限られた消防団の人数だけでは、万全というわけにはまいらないかとも思うわけでありまして、市民、地域挙げて総ぐるみで対処する必要があるかと存じます。火災はいつ発生するかわかりませんが、そういった場合にも、初期消火、日ごろから意識を持ち、心の準備もでき、ある程度の訓練を積んだ自主防災組織が大きな力になるものと思うところであります。幸い、本市のあちこちの地域におきまして、自ら進んで、一旦緩急の場合に備えるように、自主防災組織が結成されつつあると聞きますが、自主防災組織について、お考えやどこでどのように組織をされているか、また年齢や男女別についてもお聞かせをいただきたいと存じます。また、今後の取り組みについてもお考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、ファイヤーエンジェルスについてでありますが、誕生をいたしましてからまだ3年程度のようでありますが、目に見えるカラーガード隊は、消防のあらゆる訓練、式典等に参加演出をされまして、そのきびきびとしたそれこそ胸のすく演技、背筋の通った姿勢、演技は、これはただ消防団員の士気を高めるだけじゃなく、これを見る一般市民の目にも、人間とは、人とはこのように節度とそして心も体もファイトに満ちあふれたものほど限りなく美しいものであるというふうなことを教えられているように私は思うのであります。また、一方、ファイヤーガード隊は、ひとり暮らしや高齢者の方への防火指導や、防火へのもろもろの陰の力となって、日ごろ余り表に目立たない仕事を担当されているようでありますが、双方、いわゆるファイヤーエンジェルス隊員として、日ごろそれぞれに自分の職場を持って、それぞれの業務に励みながら、そうした高い奉仕ボランティア精神に徹して尽くされていることは、大いなる賛辞を送らねばならないと思うのであります。あえてこうした場で、これを取り上げ、改めて賛辞を送る次第であります。ファイヤーエンジェルスの全容をお聞かせいただきたいと思います。  次に、消防団詰所等の施設整備についてでありますが、各分団、各部の格納庫なり、詰所の広さは適当であるのか、また詰所内の湯茶準備の炊事設備、トイレ、ホース干し場施設等々が全般的に整備をされているか、お聞かせをください。不十分であるとするなれば、整備計画はどのようになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。  また、消防団員が不足し、補充がなかなか大変というふうなこともよく聞くわけでありますが、それらにつきましてもお考えをお聞かせください。そして、後になりましたが、消防団員の皆さん方につきましても、日ごろボランティア精神で奉仕をいただいておりまして、市民の1人として御礼を申し上げておきたいというふうに思います。  次に、2番目に、携帯電話の通話不能地域の解消についてでありますが、市行政の直接の担当外であるかと思いますし、何もかも市へぶつけてもらっては困るというふうな気持ちもあるかもわかりませんが、通話不能地域は切実で、問題であります。携帯電話は災害時やまた先ほどの小野議員の徘徊探索支援にかかわっても、必要度は強いものでありますし、きょうびにおきまして、自動車とともに生活必需品であります。本市において、携帯電話の通話不能の地域はどこどこでどれくらいありましょうか。教えていただきたいと思います。  上豊地域での不能地域は、談地区、法用、小牧地区、下戸、奥榎原の一部というふうなことになっております。私どもも直接ドコモの会社の方へも直接働きかけをいたしまして、調査を依頼したり、折衝をいたしておりますが、中継アンテナ基地に要する経費的な面等で、なかなか簡単に願いが解消できないのが実情であります。もちろん、地元もアンテナの基地用地の提供と、自助努力も惜しまぬ考えでおります。どうか市からも、ご面倒ではありますが、会社の方へ強い口添えをいただきますようお願いをいたす次第であります。  次に、市町村合併を機に、周辺部、民間保育園の市立化はということでありますが、これは民間保育園でも市立化を望んでいる保育園のことであります。まず、このタイトルを聞かれまして、その途端に現在国を始めとして行財政改革が高く叫ばれておりまして、官や公的なものから民へ移行する時代に、逆行甚だしいのではないかというふうに思われるかもわかりませんが、行政の公平、公正の見地から要望をいたすものであります。  そして、ようやく今、市町村合併協議会が発足したばかりでありますし、合併するか否かもこれからでありますし、ましてや専門部会、小委員会の構成もなされたばかりでありまして、今からこういった具体的な意思を申すのは時期尚早かとも思いますが、要望としてその分野の委員の方々の心の隅に持っておいていただいて、討議をいただきたいというふうに思うところであります。また、確かな答弁はいただけないかとも思いながらの質疑でございます。  先日、加藤議員さんからも幼保一元化の問題も出されました。現在、市立保育園、または3町の町立保育園は、公立としてそのまま移行されるのか、それとも民営化となるのか。また、私立保育園で希望されるところは公立化になれるのか。民間は民間に決まっているではないかというような見通しについて、いろいろとあると思います。  ところで、私は、私の置かれている上豊富保育園の立場を披瀝しておきたいというふうに思うわけでありますが、現在、本市の周辺部の保育園の1、2の例外はありますけれども、周辺部のほとんどの保育園が市立保育園であり、また3町においても全部の保育園が町立であります。我が上豊富保育園は、昭和28年に上豊富地域立として、私立として発足し、市周辺部で数少ない小学校下を代表する民間の保育園であります。これまで地域として、市立化へ移行を強く希望し続けながらも、それが実現せずに今日に至って、なお民間保育園として、現在園児は76名であり、やがて80名が予測されておる保育園であります。地域といたしまして、希望していることは、小学校下を代表する周辺部保育園のほとんどが市立でありますので、上豊富保育園も合併を機に、また合併を待たずにでも、他地域並みに市立としてほしいというものであります。3町においても、全部町立であります。市立になったらもちろん、現在の上豊富保育園の土地建物は、市へ無償提供は前提であろうというふうには思っております。市のご所見を、難しいかもわかりませんがお願いをいたします。  次に、国道429号沿線に仮称ですけれども、休憩ふれあい施設の設置についてでありますが、道の駅といえばハードルが高過ぎますので、以上のような表現をいたしたわけでございます。上豊地域は、土地的にはそう悪くないというふうに日ごろ自負するところでありますが、市がこれという施設、建造物もなく、ただ集会場所として農村婦人の家があるのみで、地域活性へのもろもろの課題を多く持っていると言えます。もちろんこれまで、民活と地元協力によって、特別老人ホーム紫豊館の建設や、茅ノ台団地の発足を見、また福知山、夜久野を結び貫くゆずりトンネルが去年は府、市、そして市長さん、そして地元の半世紀にわたる努力によって完成し、花開いたところであり、これまでの行き詰まりであった地域の解消を果たし、今は朝早くから遅くまで交通量が増大してまいりました。また、上豊地域は本市の中でも屈指の米、野菜生産の農業地域であり、大々的な朝市も含め、そして道を軸、核にした地域ではそういったものを基本として、さらに活性発展への意欲を燃やし、地域振興、農業振興を今、真剣に考えているところであります。当然、国道429号の改修促進や榎トンネルの促進も前進しているところであり、また去る6月5日には、青垣町議会から8名の町会議員も来福し、福知山市議会の私ども上豊、下豊の関係議員とも協議を進めました。そして、行政間であります同盟会、そして地元沿線住民で結成をいたしております地元改修委員会ともどもに、そうした協調体制を持って、さらにさらに馬力をかけていく方針を固めたわけであります。  そういったいろいろな状況のもと、また京都農協が大きな建舎もあるわけでありますが、それも空き家となりました。地域はそうしたもろもろの背景をもって、市の大きなご支援を期待しながら、地域のそうした思いに対して、頑張ってやるという方向で進んでおります。どうかご所見をお願いをいたします。  次に、最後ですが、駅周辺整備における集客見通しでありますが、駅周辺整備に関しては、芦田 廣議員や福島議員も触れられましたが、私の見解、質疑を行いたいと思います。  北の都構想は、中村市長の行政マンとされての集大成とも言うべき大事業、大偉業であると思いますが、すなわち駅周辺整備、市民病院建設、リサイクルプラザ、そしてそれに加えて中心商店街の活性、さらには市街地への国道、府道網の充実、これらのことが、これらの重大施策が欠けることなく、進展して初めて北の都構想が実を結んだと言えると思うのであります。その1つの駅周辺整備で、既に駅南の整備は大体立派に成り立ったと言ってよいのではないかというふうに思います。これに連続立体高架が完成し、山陰随一の規模の偉容を見、またいつも注目のバリアフリーが完備し、美しい大高架駅が北の都福知山の顔、玄関となることを市民は全部が願っているわけであります。  ところで、多くの期待が寄せられている駅周辺へ、近隣の町から、村から、老いも若きもJRを利用し、またバスやマイカーもどんどん乗り入れる仕組み、施設が最もぜひとも必要であります。そこで、駅南、北周辺で画期的な集客の構想があるのか、また大きな建造物のスペースが十分にあるのか、お聞かせをいただきたいと思います。合併を機に、北の都の顔にふさわしい、どんと大きな市役所の関連建屋でもというふうなお考えはないのか、お尋ねをいたします。  駅周辺が活性化することは、言わずともまた、中心商店街の活性にも波及することでありまして、集客の見通しについて強い関心を寄せ、期待を寄せるものであります。  以上をもちまして、第1回の私の質疑といたします。 ○議長(立道正規君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  消防関係は消防長の方から答弁をいたしますが、私はこの携帯電話の件で、ちょっと言っておかないといけない問題があると思うんです。それで、市内の携帯電話の通話不能の地域というのは、うちの市の中では4地域あるというふうに承知をいたしておりまして、奥榎原の地域、それから北山、小牧、下戸の地域、これ、上豊ばっかりですな、これ。それから梅谷と宮垣、田和、新宮地域、それから下天津と大呂と喜多の地域でございまして、この4地域が非常に通話が難しいという地域のようであります。したがって、これはなかなか解消するのは難しいんですが、NTTの方からはなかなか難しいというように回答を寄せているようでございますが、今後も機会をとらまえまして、通信手段の確保に向けて要望してまいりたいというふうに思っておりますので、しばらくは今のままでひとつお願いをしたいというふうに思います。  それから、その次、この公立の保育園の問題でございますけれども、この今、合併の問題でいろいろ憶測をされておるようですけれども、これは法定協議会でまたこの幹事会というものがありますけれども、そこでずっと討論もし、決めていくということになろうかと思いますので、この今、合併に伴った問題をここで云々するということは、ちょっと時期尚早だというふうに思っております。  それから、次のこの429の里の駅というやつですけれども、これは農林水産省の補助事業として、山村振興等の農林漁業特別対策事業という事業で、建設をしたものでありまして、対象とした地域というのは、金谷、三岳、金山、雲原の地域がまた一緒になっておりまして、この上豊の地域はちょっとそういうところには入ってないわけで、これを設置するということは非常に難しいというふうに思っております。  それから、駅周辺のこの進捗ですけれども、これは立体交差事業が大体40%、そして駅周辺の土地区画整理事業が29%の進捗を見ておるわけですけれども、今、簡単にそこに市街化のように建物を建て、なんかするということですけれども、これはなかなか言うにたやすく行うに難しい。まずこの南側ですね、これはJRの土地を買収せんといかんわけですね。ターンテーブルやとか相当広い土地を買うだけでもごっつい金がかかると思っとるんですわ。それにやっぱり、福知山駅らしい外装を考えるときには、物すごいまた金がかかると、非常にこれは言うにたやすく行うに難しいと、そういうふうに思うとっていただいて、うかつに言われんような。それだけちょっと。 ○議長(立道正規君)  総務部長。 ○総務部長(芦田 昭君)  1番目にご質問をいただいております防火防災の諸問題についてという中で、自主防災組織についてとお尋ねいただいておりますので、私の方から答弁をさせていただきます。  ご質問の内容でございますが、市内の自主防災組織の数はというお尋ねでございます。現在、本市内の自主防災組織として確認をしております組織数といたしましては、自治会なり地域の団体の数、それぞれ24団体ということで把握をいたしております。また、この組織の構成員、いわゆる年齢とか男女別というふうなことでお尋ねをいただきました。あくまで自主防災でございまして、自発的な組織でございます。できるだけの多くの構成員を整えていただきまして、組織を立ち上げていただきたいという思いをいたしておりますが、内容等につきましては、その組織組織の任意でございますので、今のところは詳細把握はできていないという状況でございます。  さらに、この自主防災組織について、今後の市の考え方はどうかというお尋ねでございます。自主防災組織につきましては、地域住民の方々が自分の地域は自分たちで守るんだと、さらに自らの生命財産を自らで守るといった本市の地域防災計画の理念に基づいた自発的な組織でございまして、本市といたしましても、今後さらにこうした自主防災組織を育成をしていきたいという思いをしておりまして、自治会を中心といたしまして、災害に強いまちづくりを推進するという意味からも、この組織につきましては推奨をしてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  消防長。 ○消防長(芦田正夫君)  消防につきましては、ファイヤーエンジェルスのことと、消防団詰所の整備状況等につきまして、お尋ねをいただきました。  ファイヤーエンジェルスの活動につきましては、議員さんおっしゃっていただいたとおりでございますが、現在、ふくちやまファイヤーエンジェルスは、女性消防団員ということでございまして、平成13年10月1日で結成したところでございます。カラーガード隊とファイヤーガード隊というのがございまして、カラーガード隊は現在15名で、言っていただきましたとおり、出初め式を始めとする消防行事において、フラッグ、旗の演技を通して消防をPRするとともに、統制された演技で消防の規律性、組織性を訴えていただいておるところでございます。結成以来今日まで、出動していただきましたのは6回ということになっております。  それから、ファイヤーガード隊につきましては、現在12名の隊員で、火災予防の街頭啓発やひとり暮らしの高齢者宅への防火訪問など、火災予防の啓発活動をしていただいておるところでございます。発足以来今日まで、街頭啓発に2日間で20人の方にお世話になりました。また、高齢者宅等への防火訪問につきましては、延べ8日間、延べ29人で93世帯のお宅へ訪問をさせていただいております。ともに消防行政に大きく貢献していただいているものと確信しておるところでございます。  次に、消防団詰所等の整備状況についてでございますが、車庫兼詰所の大きさにつきましては、大体車庫部分が25平方メートル、詰所部分が15から20平方メートル、合計いたしまして40から45平方メートルぐらいが平均ということで対応いたしております。  中身の整備状況につきまして、トイレでございますが、現在、消防車庫、詰所につきましては、56か所お世話になっておるわけでございまして、そのうちトイレにつきましては35か所が整備済みでございまして、うち22か所が水洗化ということでございます。また、流し台につきましては、38か所が整備済みということでございます。車庫、詰所の建て替え工事に際しまして、トイレ、流し台の整備に努めているというところでございます。また、下水道が布設された機会に水洗化をということも対応しておるところでございます。  それから、ホース干し場の整備につきましては、警鐘台の補修等の維持管理が困難なところについて、ウィンチ付ホース乾燥柱に切りかえておりまして、現在29か所に設置をいたしておるところでございます。  それから、消防団員の確保ということについてのお尋ねをいただきました。なかなかご案内のとおり難しい問題でございます。平成12年度では1,132名、13年度では1,144名、そして14年度では先ほどのファイヤーエンジェルスが入りました関係で1,173名、そして15年につきましては1,168名という団員さんに現在お世話になっておるところでございます。消防団活性化検討委員会等を結成していただいて、いろいろとご検討いただいておるところでございまして、検閲等の時間短縮、それから訓練回数の減少、そしてまた格好いい消防団というふうなことでアポロキャップとか、アルミックスの手袋とか、それから火災出動における防火着等、それからまたこの団服等の整備にも努めておるところでございます。そういった処遇改善を図りながら、団員の確保にも努めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  5番、芦田弘夫君。 ○5番(芦田弘夫君)  自席から失礼をいたします。  自主防災組織の件でありますが、今もお聞かせいただきました市内では24団体ほど、そうした自主的な組織が立ち上げられておるということをお聞きいたしました。これはやはりこうした自主防災組織がそうして自ら進んでこしらえていくというようなことをまだ十分知らない地域もたくさんあるかと思います。そういう意味でも、やはりどの地域にもこうしたものができることを希望をする1人でありますが、これは本当に自主的ですし、奉仕の精神も持たなければなりませんし、なんですけれども、こうしたものをつくるに当たりましては、市の方のいろいろ補助金とかそういったようなものが現在のところあるのか、ないのか、そういったあたりをちょっとお聞かせをいただきたいと思います。  次に、ファイヤーエンジェルスでありますけれども、今も申し上げましたように、やはりこうした本当にファイトに満ちたそうした姿をやはりたびたびたくさん大勢の市民の皆さんに見てもらいたいというふうな、私は思いを持っておるわけであります。また、今後とも、なおまた張り切ってやっていただけるようにというふうなことを思うわけであります。  それから、携帯電話の方なんですが、今、市長さんの方からもございましたように、なかなかこの問題は私ども、交信不能の地域といたしまして、何とかということをいろいろ考えてやってきたわけでありますが、本当になかなか先へ進まないというふうなことでありますが、ひとついろいろなそれこそ機会をとらえていただきまして、ひとつ市の方からもまた大きな支援をお願いをいたしたいというふうに思います。  それから、保育園の問題でありますが、十分わかりましたです。願いはそういうことを持っておるわけでありますが、やはりそういった検討の時期というものがあるわけでございますので、そういったものを待ちたいというふうに思います。  それから、国道429号の沿線に休憩ふれあい施設なんですが、この道の駅とまでもいかなくても、そしてさらに里の駅とまで言わなくても、何とかそうした道の沿線で、そうした核になるものをというふうに地域で強く願っておるわけでありますが、そういったものについては今のところ、何かよい地域振興なり農業振興につなげるものがないか、そういったものをもう一度お答えいただけたら大変ありがたいというふうに思います。  以上で2回目のお尋ねを終わります。 ○議長(立道正規君)  髙日助役。 ○助役(髙日音彦君)  里の駅とはいかなくても、道の駅、休憩施設というふうな、休憩ふれあい施設、この新設の話でございますが、議員さんおっしゃる意味はよくわかるわけでございます。どこの地域におきましてもそういう希望がありまして、中六地域にありましてもそういう希望を持っておられます。また佐賀地域、上六地域におきましても、そういう希望を持っておられまして、里の駅といかなくても何とかできないかというお話をよく聞いておるわけでございますが、なかなかそこまで我々の財政的にも、あるいはいろんな形の中で到達できないというのが今の現状じゃないかなと、このように思っておりまして、最初、市長がお答えいたしましたような形でして、今、それ以上の回答が今できないというのが現状でございます。よろしくご理解のほどお願いいたします。 ○議長(立道正規君)  総務部長。 ○総務部長(芦田 昭君)  自主防災組織の啓発にかかわりまして、余り知られていないというご指摘をいただいておりまして、まことに申しわけなく思っております。これまでから、自治会単位で組織をしていただくという1つの観念から、自治会長会等では、何度か自治会長様に直接訴えた場合もありましたし、『広報ふくちやま』でも過去に何度か啓発をしたことがございますけれども、さらにこうした啓発を行ってまいりたいというふうに思っております。  その中で、この補助金制度のお尋ねがございました。この自主防災組織の育成事業補助といたしまして、平成12年度に補助金を創設をさせていただいておりまして、現在も予算化をしております。その補助内容は、2つに分かれておりまして、1つはまず第1年度目だけでございますが、設置時にかかります費用のこれは2分の1を補助していきたいということで、設置時のみ2分の1、上限5万円ということで決めております。あと、維持管理につきましては毎年でございますが、組織運営にかかります費用の4分の1を補助するということで、上限1万4,000円ということで補助制度を設けております。ぜひご活用していただきますように、今後も啓発をしてまいりたいというふうに思っております。なお、既にこの補助制度の活用をいただいておる自主防災組織も既にあるということも、つけ加えさせていただいておきます。  以上でございます。 ○議長(立道正規君)  5番、芦田弘夫君。 ○5番(芦田弘夫君)  自席から失礼をいたします。  いろいろとご回答ありがとうございました。いろいろ即答というんですか、今の時点でご返事はできないという場合も多い問題ばかりであったと思います。本当にありがとうございました。これをもちまして終わりたいと思います。 ○議長(立道正規君)  以上で、本日の議事日程は終了いたしました。  次回は来る27日、午前10時から本会議を開きます。  それでは、本日はこれをもって散会といたします。  なお、直ちに各派幹事会を開催いたしますので、幹事さんは第1応接室にご参集ください。  ご苦労さんでございました。                  午後 4時13分  散会...